2023 Fiscal Year Research-status Report
農漁村地域の環境が保護者の価値観に与える影響と子どもの生活習慣および肥満との関連
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22K02412
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Research Institution | Tenshi College |
Principal Investigator |
高橋 彩華 天使大学, 看護栄養学部, 助教 (40878427)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 涼子 天使大学, 看護栄養学部, 准教授 (40636825)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 農漁村地域 / 保護者の価値観 / 子ども / 生活習慣 / 肥満 / 環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、農漁村地域において「子どもの生活習慣に対する保護者の価値観」が、地域の環境の影響をどのように受けて形成されているのかを明らかにし、それら保護者の価値観と子どもの生活習慣及び肥満との関連について検証することを目的としている。 当該年度は、前年度実施した、農漁村地域に居住し農業または漁業に従事し子育てをしている保護者に対するインタビューの質的分析を進めた。 しかし、研究代表者の産前産後休暇及び育児休業の取得に伴い、2023年6月より1年間研究を中断しているため、分析結果をまとめる段階には至っていない。今後は、質的分析の結果をまとめ、農漁村地域における「子どもの生活習慣に対する保護者の価値観」を明らかにするとともに、2次調査となる自記式質問紙調査の調査票作成を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の出産に伴い、2023年6月より1年間研究を中断しているため、当初の計画より大幅に遅れている。再度計画を見直し、スケジュールを組み立て直し進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
質的研究結果をまとめ、学術集会等で成果を発表する。その上で「子どもの生活習慣に対する保護者の価値観」と「地域の環境特性(物理的、文化・社会・経済的環境など)」との関連について、量的研究を行う。対象は農漁村地域に居住し幼児または小学生を養育している保護者500名程度とし、自記式質問紙調査を実施する。 また、その後に行う「農漁村地域の環境及び保護者の価値観」と「子どもの生活習慣および肥満」との関連を明らかにする量的研究実施へ向け、文献検討および質問紙作成を進める。
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Causes of Carryover |
現在1年間研究を中断しており、予定していた学会発表や量的研究が実施できていないため、減額が生じている。 今後研究再開に伴い、質的研究の成果発表に係る費用、量的研究実施へ向けた文献・測定器具等購入の費用、調査票の作成・発送に係る費用、研究協力者への謝礼等に助成金を充当していく。
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