2023 Fiscal Year Research-status Report
乳幼児を対象とした数概念プログラムの開発と統計的効果検証
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22K02442
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Research Institution | Shimonoseki City University |
Principal Investigator |
太田 麻美子 下関市立大学, 教養教職機構, 准教授 (60899714)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
韓 昌完 下関市立大学, 経済学研究科, 教授 (90599622)
小原 愛子 下関市立大学, 経済学研究科, 准教授 (00783218)
權 偕珍 琉球大学, 教育学部, 准教授 (90806217)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 乳幼児教育 / 数概念 / プログラム開発 / 効果検証 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、乳幼児を対象とした数概念プログラムを実施し、縦断データの収集を行う。加えて、介入で得られたデータを用いて前後比較による統計的分析を行うことで、より効果的な数概念プログラムの特定を行うことを目的とする。 本年度は、本研究計画の要となる乳幼児のデータを継続的に収集しつつ、前年度に得られた研究結果の一部をまとめ、国際学会への発表を行った。 データ収集に関しては、密に現場との連携を取り、新任の保育士に対してもデータ収集方法及び評価の観点等に関する研修を15回程度行ったため、質の高いデータが収集されていることが期待される。今年度においては年3回の縦断データが収集されており、現在得られたデータを追加入力中ではあるものの、前年度の結果から概ね良好な結果が得られることが期待される。 学会発表については、前年度に得られた研究結果の一部をまとめ、LOCF分析を用いた結果の一部について、2つの国際学会で発表したことで、数名の研究者から分析方法や解釈に関する重要な意見を得ることが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度において、新型コロナウイルスの影響もあり、学会発表への参加が困難であった。 その為、前年度の反省を活かし、本年度はデータ収集及び研究成果の一部について発表を行った。データ収集については、新任保育士への研修等を行うことで、データの質保証の徹底を行った。また、研究成果の発表については、2つの国際学会において前年度の結果の一部を公表することにより、数名の研究者から分析方法や解釈に関する重要な意見を得ることが出来た。 以上の観点から「おおむね順調に進んでいる」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究成果を国際学会において発表し、多分野の研究者とディスカッションすることで、分析結果の解釈や考察をより深める。また、学術誌への投稿を行い、研究成果の普及に努める。
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Causes of Carryover |
国際学会参加への参加費と旅費、および論文投稿費用が必要となるため次年度使用額が生じた。
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