2023 Fiscal Year Research-status Report
いじめ加害者の支援・指導を重点に置いた いじめ関係修復アプローチモデルの開発研究
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22K02496
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
小坂 浩嗣 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (20325301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北濱 亮 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 講師 (80909581)
池田 誠喜 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (90707192)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | いじめ加害 / 関係修復 / 心理社会的アプローチ |
Outline of Annual Research Achievements |
いじめ加害者側への支援・指導を重点に置いたいじめにおける関係修復的実践の理論的枠組みを検討し整理したとともに、学校現場を対象にしたいじめ加害への支援・指導を重点とする関係修復に関する取組等の聴き取り調査データを整理し分析した。 それらの結果をもとに、いじめ事案ならびにいじめ認知事案における加害者への支援・指導に適用するにあたって適切なステップ(段階)の構成や条件等について、各ステップで想定される問題点や解決課題等を検討・整理した。 これらをもとに、①いじめを生み出す準備要因と考えられる人間関係のもつれに対する関係修復アプローチモデルの開発、②その開発した関係修復アプローチモデルについての学校関係者と実践可能性の検討と実践研究デザインの構築、③関係修復アプローチモデルの実践と検証に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アフターコロナの状況にあり、学校現場と連携した研究推進には慎重に対応せざるを得なかった。実践を開始するまでのモデル開発に注力し遅れを取り返そうと努めた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力を依頼する学校との交渉に着手し、前年度に開発したいじめ前兆段階での関係修復アプローチモデルについて、学校関係者との実践研究デザインを構築した上で、関係修復アプローチモデルの実践と検証に着手したい。
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Causes of Carryover |
当初予定した研究補助者1名が事情により欠席したため。 次年度に計画する実践研究の補助者旅費として計上する予定である。
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