2022 Fiscal Year Research-status Report
マインドフルネスを活用した中学生向け睡眠教育プログラムの開発
Project/Area Number |
22K02504
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Research Institution | Seirei Women's Junior College |
Principal Investigator |
大曽 基宣 聖霊女子短期大学, 生活文化科, 教授 (60823755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野内 友規 いわき短期大学, 幼児教育科, 准教授 (70758200)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 睡眠教育 / 早寝早起き / マインドフルネス / 睡眠の質 / トランスセオレティカル・モデル / 中学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、マインドフルネスを活用した中学生向け睡眠教育プログラムの開発を目的とする。開発のため、1)マインドフルネスを測定する尺度、睡眠習慣の変容に関する尺度である早寝早起きの変容ステージ・自己効力感尺度・意思決定バランス尺度などの関連の検討、2)海外におけるマインドフルネスを活用した中学生向けの睡眠教育内容の整理、3)マインドフルネスを活用した睡眠教育プログラムの作成、4)睡眠教育プログラムの実施・改善・公開を行う。 本年度は、各尺度間の関連を検討するために、先行文献を収集・分析し、調査票の質問項目を構成した。その結果、マインドフルネスを測定する尺度である日本語版Mindful Attention Awareness Scale(日本語版MAAS)、生活習慣(朝食摂取状況、運動頻度、メディア使用時間)、Pittsburgh Sleep Quality Index日本語版(PSQI日本語版)を参考に構成した睡眠関連指標(平日と週末の就床・起床時刻、睡眠時間、入眠潜時)、子どもの日中眠気尺度(Pediatric Daytime Sleepiness Scale: PDSS)日本語版、SCASスペンス児童用不安尺度、早寝早起きの変容ステージ・自己効力感尺度・意思決定バランス尺度を質問項目として採用することとした。また、アンケート調査に関する次年度の研究実施にあたり、聖霊女子短期大学研究倫理審査委員会の承認を得た。 次年度は、1)中学生対象のアンケート調査の実施、結果の分析による各尺度間の関連の検討、2)研究代表者が科研費(JSPS科研費19K14216)を用いて開発した早寝早起きの変容ステージ・自己効力感尺度・意思決定バランス尺度の計算ソフトを、マインドフルネスを含め比較できるよう修正、3)海外におけるマインドフルネスを活用した中学生向けの睡眠教育内容の整理を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
5年間の研究を通して、1)マインドフルネスを測定する尺度、睡眠習慣の変容に関する尺度である早寝早起きの変容ステージ・自己効力感尺度・意思決定バランス尺度などの関連の検討、2)海外におけるマインドフルネスを活用した中学生向けの睡眠教育内容の整理、3)マインドフルネスを活用した睡眠教育プログラムの作成、4)睡眠教育プログラムの実施・改善・公開を行う。 本年度は、国内外の先行文献を収集・分析し、マインドフルネスを含めた調査票の質問項目(尺度)を構成し、アンケート調査の実施・分析に係る研究に関して、聖霊女子短期大学研究倫理審査委員会の承認を得た。研究は当初の計画通り概ね順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、1)中学生を対象としたアンケート調査の実施、結果の分析による各尺度間の関連の検討、2)研究代表者が科研費(JSPS科研費19K14216)を用いて開発した早寝早起きの変容ステージ・自己効力感尺度・意思決定バランス尺度の計算ソフトを、マインドフルネスなどを含めて比較できるものに修正、3)海外におけるマインドフルネスを活用した中学生向けの睡眠教育内容の整理を行う予定である。
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Causes of Carryover |
分担研究者に割り当てた文献収集に係る経費を使用せずに文献収集を進められたことから、5万円の執行残が生じた。 次年度は、質問紙購入費10万円、書籍購入費20万円、消耗品費(紙・インクなど)6万2千円、学会発表のための旅費6万円、早寝早起きの自己効力感尺度・変容ステージ尺度・意思決定バランス尺度に関する計算ソフト修正費70万円、学会発表費用など1万3千円、オンラインストレージ使用料1万5千円、計115万円を使用する予定である。
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Research Products
(4 results)