2022 Fiscal Year Research-status Report
Basic research on nutrition learning based on the dietary reference intakes for Japanese in home economics
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22K02650
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
三戸 夏子 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (30398888)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 家庭科 / 日本人の食事摂取基準 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、子どもの栄養に関する基礎知識の定着に重要である学校教育の中の家庭科において、日本人の食事摂取基準(以下、食事摂取基準)について献立作成や栄養の学習と連動した学習により理解を深め、健康の維持、成長の促進、及び生活習慣病予防の観点から科学的根拠に基づく適正な栄養素摂取量を満たす食事の考え方を養う授業プログラムを提示することを目的とする。中学校の技術・家庭(家庭分野)の学習指導要領(平成29年告示)にも記載されている「中学生に必要な栄養を満たす食事」の理解のためには、1日に必要な栄養素の量を示した食事摂取基準の学習が必要である。また高等学校の家庭科では、自分とは違う年代の食生活を支えていく知識や技能の習得を目指すため、年代別に示された食事摂取基準の内容について理解する必要がある。1年目となる本年度は、中学校及び高等学校家庭科の栄養分野における先行研究の論文収集・分析を行った。教科書で取り扱われている栄養素の種類等については過去に検討が行われいるが、教科書に掲載されている食事摂取基準についての取り扱い内容についてはほとんど検討が行われていないことが示された。また、運動習慣のある若年層を対象に食事調査及び食・生活習慣調査を行い、食事摂取基準2020年版と比較した栄養素摂取量の過不足の検討や、運動習慣と食・生活習慣との関連の検討を行った。本調査から得られた結果と過去の報告とを比較検討した結果、対象者集団の運動の種類や生活特性に関係なく共通して過不足が見られる可能性がある栄養素がある一方で、運動の種類や生活特性が影響している可能性のある栄養素もあることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
論文収集・分析、及び調査について、年度当初の計画通り進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
中学校及び高等学校の家庭科の教科書における日本人の食事摂取基準の取り扱い内容について、分析する。若年層における食事摂取基準2020年版と比較した栄養素摂取量の過不足や、対象者集団の生活特性による問題点の違い等を明らかにするための食事調査・生活習慣調査を進める。
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Causes of Carryover |
購入予定であった資料整理用の機器や消耗品のうち購入しなかった物品があるが、進捗状況に合わせて次年度以降、順次購入する予定である。
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