2023 Fiscal Year Research-status Report
英語プログラム在籍学生の進学先決定プロセスと日本語ー学生獲得戦略に向けて
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22K02707
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
根本 愛子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80746701)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 英語プログラム / 進学先決定プロセス / 日本語学習 / プル・プッシュ要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本の大学学部レベルの英語プログラム(英語による授業のみで学位取得が可能なコース)が優秀な留学生を獲得するため、リクルート先の選定方法およびタイミングや内容など、効果的かつ効率的な留学生獲得のための戦略を提示することである。方法としては、日本の大学学部レベル英語プログラム在籍学生を対象にインタビューを実施する。そのデータを「日本ならでは」の特徴として「日本語」に焦点を当て量的および質的に分析することで、①「国内出身日本人学生」以外の在籍学生の類型化、② 在籍学生の「日本の英語プログラムへの進学先決定プロセス」の理論的モデル、③ 日本の英語プログラムを進学先とするプル・プッシュ要因の3点を明らかにし、学生獲得のための戦略を検討する。 前年度までインタビュー調査を実施し、その分析を行った。その結果、在籍学生の類型化が当初の想定より細かく、各グループに属する在籍学生数が少ないことがわかった。これにより、2023年度は追加インタビューを実施し、再分析を実施した。だが、十分はデータが得られたとはいえず、分析結果の信頼性・妥当性を担保するためには、インタビューによるデータ収集が必要であることがわかった。 一方、成果報告の準備として、使用予定のインタビュー分析の手法に関し、日本語教育分野でどのような成果が出ており、それがどのように評価できるかを検討した。その結果は論文としてまとめ、報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
追加インタビューを行っているものの、十分なデータが得られたとはいえず、データ分析の開始が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きインタビュー調査を実施し、データの分析を行う。必要に応じて分析方法を検討し、その結果を関係学会での口頭発表、または、学会誌への論文投稿を行う予定である。
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Causes of Carryover |
収集したデータの文字起こしの外部委託経費および発表のための旅費などとして使用する予定であった。しかし、追加インタビューを継続していることから、その費用を本年度には使用しなかったため。
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