2023 Fiscal Year Research-status Report
発達課題のある子どもの教育選択に向けて保護者への適切な情報提供のあり方の検討
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22K02750
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
林 優子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 名誉教授 (90419713)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 特別支援教育 / 就学相談 / 進路指導 / 情報提供 / 保護者支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
①子どもの教育選択(小学校就学)に向けての保護者への適切な情報提供のあり方の検討 2022年度小学校就学前のアンケートでは、子どもの就学後の不安や情報の少なさを指摘する回答が多かった。回答者のうち了解の得られた保護者に対して就学後(1年後)のアンケートを実施した。回答は19名(男児18名、通常学級 特別支援学級10名であった。全員が今回の選択に満足しており、最も有用であったのは療育施設からの情報提供であった。自由記述では、療育施設以外からの特別支援教育の情報が少ないことや今後の不安に対する意見が多かった。 ②子どもの教育選択(高校進学)に向けての保護者への適切な情報提供のあり方の検討 2022年度中学卒業前のアンケートでは、中学校生活では学習面や集団生活に対する難しさを伝える回答が多かった。回答者のうち了解の得られた保護者に対して高校進学後(1年後)のアンケートを実施した。回答は17名(男児13名、全日制高校8名、特別支援学級5名)であった。10名が今回の選択に満足しており、最も有用であったのはオープンスクールへの参加であった。自由記述では、進学に関する情報が少なく苦労したことや将来の就労に関する不安の意見が多かった。 2023年度の回答者は、比較的状況がよい好意的な回答者が占めていた。回答者は前回の解答とマッチングをした上で、1年間の意識の変化や今回、回答のなかったケースとの比較などの視点も加えて、さらに詳細に分析を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りにアンケートを終了した。現在、予定の分析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
今回は広島県東部地域の療育施設や医療の専門機関と関連のある既に子どもが支援を受けている保護者に対にたいして調べたものである。支援が必要にもかかわらず支援を受けていない場合にさらにどのような課題があるか、他地域での状況は何かなどの文献的考察も含めて分析を続けていく予定である。
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Causes of Carryover |
予定書籍の発行の遅れ 情報提供(検査用具)のための必要物品の選定の遅れ
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