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2022 Fiscal Year Research-status Report

修学の意思のある病気療養中の高校生への継続的な教育保障促進プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 22K02796
Research InstitutionNational Institute of Special Needs Education

Principal Investigator

大崎 博史  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 情報・支援部, 総括研究員 (40359120)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 五島 脩  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 発達障害教育推進センター, 研究員 (10882524)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords高等学校 / 修学の意思 / 病気療養中 / 教育保障促進プログラムの開発
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、修学の意思はあるが、病気やけがによる治療のために長期入院し、退院後も自宅療養する(以下「病気療養中」と言う。)等、やむを得ず高等学校に登校することが困難な生徒等への継続的な「教育保障」の実現を図るため、「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(モデル案)」を開発・実施し、病気療養中で修学の意思のある高校生の教育保障を促進することを目的として、研究期間内に次の①から④までの内容を計画している。
①各都道府県教育委員会等で行う病気療養中の生徒への教育保障の実際についての調査の実施、②調査結果に基づいて、病気療養中の各段階(「入院前の段階」「入院中の段階」「退院後及び自宅療養の段階」)で教育保障を行うために必要な項目についての「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」の作成、③試案を活用した「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(試案)」の開発を行うこと、④研究協力校(6校程度)において「促進プログラム(試案)」に基づいた支援の実施と評価を行うこと、⑤最終的に「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(モデル案)」を提案すること。
令和4年度は、①のうち、文科省の事業報告書や各都道府県のホームページから実際に行われている病気療養中の生徒への教育保障の実際についての情報収集を行ったが、ホームページからの情報収集だけでは限界があった。また、新型コロナウイルス感染症の影響もあり都道府県等へ出向いての情報収集等も困難であった。
令和4年度の研究成果としては、ホームページから病気療養中の生徒への教育保障の実際に関する情報収集を行ったことの他、日本特殊教育学会第60回大会で自主シンポジウムを開催し、話題提供者やフロアーの方から各地域の病気療養中の高校生への支援の現状と課題についての情報収集を行えたことをあげる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究は、令和4年度に、①文科省の「高等学校段階における入院生徒に対する教育保障体制整備事業」等の事業報告書、各都道府県等のホームページ等から病気療養中の生徒への教育保障についての情報収集を行う、②それらの情報をもとに質問紙調査を実施する、③実際に教育保障を行っている高等学校を視察し、教育保障の現状と課題についての情報収集を行うことを計画していた。
①については、情報収集を行うことができたが、ホームページ等から得られる情報には限界があった。また、②と③については、新型コロナウイルス感染症の影響により、研究の遂行が困難であった。
以上のことから、現在までの進捗状況を「やや遅れている」と評価した。

Strategy for Future Research Activity

今後の研究の推進方策であるが、基本的には、当初の計画通りに研究したいと考えている。具体的には、①各都道府県教育委員会等で行う病気療養中の生徒への教育保障の実際についての調査の実施、②調査結果に基づいて、病気療養中の各段階(「入院前の段階」「入院中の段階」「退院後及び自宅療養の段階」)で教育保障を行うために必要な項目についての「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」の作成、③試案を活用した「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(試案)」の開発を行うこと、④研究協力校(6校程度)において「促進プログラム(試案)」に基づいた支援の実施と評価を行うこと、⑤最終的に「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(モデル案)」を提案することである。

Causes of Carryover

令和4年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた病気療養中の高校生への支援を行う、各都道府県等教育委員会や高等学校等へ訪問しての情報収集や質問紙調査の実施が出来なかったため、当該助成金が生じた。
次年度は、当初予定していた研究計画を遂行できるように、都道府県等教育委員会や高等学校等を訪問しての情報収集、質問紙調査の実施、研究協力校を設定しての「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」の活用を依頼するための旅費や謝金、研究協議会を開催するために必要な旅費や謝金等、学会発表及び情報収集するために必要な旅費や大会参加費等を計上している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 病気療養中の高校生への継続的な学習支援の現状と課題2022

    • Author(s)
      大崎博史、五島脩、嶋野隆文、宍戸和恵、志村芳樹
    • Organizer
      日本特殊教育学会第60回大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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