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2023 Fiscal Year Research-status Report

ICTを活用した医療者教育の転換:医療における次世代のブレンド型教育のあり方とは

Research Project

Project/Area Number 22K02808
Research InstitutionJichi Medical University

Principal Investigator

淺田 義和  自治医科大学, 医学部, 准教授 (10582588)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 八木 街子 (佐伯街子)  自治医科大学, 看護学部, 准教授 (60610756)
清水 郁夫  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (60716231)
村岡 千種  藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (80760470)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords医療者教育 / ブレンド型教育 / 教材開発 / ICT活用教育
Outline of Annual Research Achievements

研究代表者が有するMoodleを一つのプラットフォームとして、サンプル教材を準備することと合わせ、ブレンド型教育を実践するにあたって機能の見直しを行った。具体的には、学習者が省察を行うための入力欄あるいは簡易的なeポートフォリオとしての利用を考慮した場合、Moodle上のどのような機能が利用可能であるかの精査を行った。なお、Moodle上で実施された学習のデータを解析するにあたり、Moodleの標準的なレポート機能では不十分な場合も存在する。このため、データベースから直接、必要なデータを収集するために、SQLなどを利用した方策の検討を行った。
また、ChatGPT等の生成AIの登場にともない、教育や業務のあり方に大きな転換が生じている。このため、これらを利用するにあたり、特に医学・薬学等のモデル・コア・カリキュラムの内容も踏まえ、生成AIの利点・注意点、さらにはより倫理的な側面も含めた情報を整理した教材の整理などにも着手した。
加えて、医療シミュレーション教育においてもICTの活用が重要な意味をしめることから、海外から2名のシミュレーション教育の実践者を演者として招いたシンポジウムを開催し、後のオンデマンド動画配信も含め、情報共有を実施した。
なお、研究全体としての進捗は現状としてもやや遅延している。この理由として、新型コロナウイルス感染症の影響は減少したものの、関連して発生した課題や各種DXなどの業務が増加しており、研究代表者・分担者ともに申請時よりも通常業務のエフォートが増加していることが挙げられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

初年度と比較し、研究課題に関連する内容を進めることが可能であり、招聘演者を招いたシンポジウムの実践などの成果を残すことができたため。一方、文献の詳細レビューや教材開発などは当初の計画よりも遅れてしまっており、研究全体としての進捗に関しては「順調に進んでいる」とは判断し難いため。

Strategy for Future Research Activity

研究課題の提案時は大きく話題とはなっていなかった生成系AIの存在が大きくなってきている。Moodle等のLMSと合わせ、ブレンド型教育を支援する際のツールの1つとしての利用可能性を探る。また、医学・歯学・薬学のモデル・コア・カリキュラムの改訂結果に沿ったカリキュラムの運用が開始となったため、特に2024年度入学の学生についての実態調査を検討する。合わせて、2025年度の入学試験より共通テストに加わる「情報」についても本研究課題とは関連性のあるものであり、特に学習者のレディネスを検討するために内容の確認等を検討する。

Causes of Carryover

研究全体の遅延にともなう情報収集・成果発表などの費用が大きく発生しなかったことが理由の1つとして挙げられる。生成AIを含めたICTツールの中で学習利用に有用と思われるものの動作検証やトライアル等への予算利用を検討する。また、国際学会等ではオンラインでの聴講参加が可能となっているものも多数あるため、情報収集を通じた利用を検討する。

  • Research Products

    (6 results)

All 2024 2023

All Journal Article (2 results) Presentation (3 results) Funded Workshop (1 results)

  • [Journal Article] LMSを活用した教育実践体制の変化 : COVID-19前後での変遷2023

    • Author(s)
      淺田 義和
    • Journal Title

      医学教育

      Volume: 54 Pages: 578~579

    • DOI

      10.11307/mededjapan.54.6_578

  • [Journal Article] The possibility of Moodle-based e-portfolio with database module for medical education2023

    • Author(s)
      Asada Yoshikazu
    • Journal Title

      IIAI Letters on Institutional Research

      Volume: 3 Pages: 1~1

    • DOI

      10.52731/lir.v003.125

  • [Presentation] コロナ禍前後における Moodle 上の小テスト設定状況と受験件数との比較分析:医学部での一例2024

    • Author(s)
      淺田義和
    • Organizer
      日本教育工学会 2024年春季全国大会
  • [Presentation] 活動モジュール利用の比較検討 ミニッツペーパーとしての活用2024

    • Author(s)
      淺田義和、村岡千種
    • Organizer
      MoodleMoot Japan 2024
  • [Presentation] LMS掲載教材の再利用日数に関する解析事例2023

    • Author(s)
      淺田義和
    • Organizer
      日本教育工学会 2023年秋季全国大会
  • [Funded Workshop] 医療者教育に求められる未来スキル:ICTとシミュレーションの融合 シンポジウム2023

URL: 

Published: 2024-12-25  

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