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2023 Fiscal Year Research-status Report

Development of AI-based False Information Discrimination Education System and Improvement of the Quality of Media Literacy Education

Research Project

Project/Area Number 22K02821
Research InstitutionIshikawa National College of Technology

Principal Investigator

長岡 健一  石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (60249779)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
KeywordsSNS / 偽情報 / 生成AI / 教育システム
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,偽情報を判別する能力を向上させる教育用システムを開発し,システムを活用した教育実践を行いながらその教育効果を検証し,高専・大学等の我が国若年層のメディアリテラシー能力を向上させることである.
当初の計画では,主に偽情報判別に使用する媒体としてX(旧Twitter)を想定していたが,その仕様が2023年に大幅に変更され,APIを用いたツイートの取得が不可能となった.
そこで,2023年度はXにおけるツイートの取得を断念し,Xに類似したSNSで.比較的ユーザ数が国内,海外で多い,Mastodon,Misskeyを対象とすることとした.偽情報かどうかの判定を行う準備として,まず両SNSにおけるユーザからの投稿を取得できるかどうかを検証したところ,それが可能であることを確認した.そして,2000以上の投稿をAPI経由で取得し,ネガティブ判定とセンシティブ判定を行った.なお,これら判定には生成AIであるOpenAI社のGPT-4を用いた.
結果を分類して可視化したところ,Mastodonはネガティブなテキストが多く,Misskeyはポジティブなテキストが多い,また,センシティブなテキストはどちらのSNSも少ないなどといったSNSの特徴を分類できることが明らかになった.
以上のようにX以外のSNSにおいて,その投稿内容を分類,可視化できることが確認できた.当初はランダムフォレストを用いた我々が開発した独自手法による偽情報の判定を行う予定であったが,その後生成AIの大幅な進展があり,その精度も大きく向上している.そこで,これらシステムを応用することを計画しその環境整備等を行った.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究実績でも述べたとおり,当初利用を予定していたSNSの使用が大幅に変更されたため,その対応に多くの時間を要した.また,2023年には生成AIが大きく進展し,これを利用することで偽情報判別精度も大きく向上すると思われたため,その検証等も行ったため.

Strategy for Future Research Activity

生成AIを活用した偽情報判定がどれだけ研究に寄与できるかを検証し,改めて当初計画していたシステムの開発に着手する.また,アカデミック利用についてはXのAPIの利用が緩和されたため,その利用も試みる.
システムが開発できれば,それを利用したメディアリテラシー教育を実際に行う予定である.

Causes of Carryover

当初の研究計画で行えなかった研究内容があり必要機材に変更があったこと,また,学会参加がオンラインでも可能であったため旅費が必要なかったこと等のため.

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 輻輳制御方式の性能評価に関する研究2024

    • Author(s)
      若林志哉, 長岡健一
    • Organizer
      第3ブロック専攻科研究フォーラム

URL: 

Published: 2024-12-25  

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