2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of educational evaluation system for trainees in minimally invasive surgery
Project/Area Number |
22K02836
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
永川 裕一 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (20349484)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石崎 哲央 東京医科大学, 医学部, 准教授 (00424531)
真崎 純一 東京医科大学, 医学部, 講師 (00835837)
杉本 昌弘 東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
榎本 正統 東京医科大学, 医学部, 准教授 (40385018)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 教育システム / 内視鏡外科手術 / 低侵襲手術 / 画像支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
修練医において内視鏡外科手術の上達には,様々な技術を習得する必要があるが,各技術の習得には個人差がある.本研究では,作業効率ソフトを用い外科修練医の内視鏡外科手術における手術習得度評価を行い,外科修練医のlearning curveの期間中の手術データを蓄積,手術時間に影響を与えている要因を詳細に解析することで,個別的教育システム構築や外科修練医への手術支援システム開発に繋げることを目的とした.現在まで,各領域の手術ビデオデータと手術成績を蓄積ならびに外科修練医の手術データを作業効率ソフトを用いて評価を行った.その結果より,手術手順の理解度不足や協調不足が、外科修練医の手術時間に影響を与えていることが明らかになった.内視鏡外科手術では、助手との密な連携が必要であり、円滑なコミュニケーションや協力関係が手術のスムーズさに直結する.修練医に対しては、助手との協調を含めたチームワーク、コミュニケーションスキルの向上を支援する必要がある.今後の研究として、1)手術データのさらなる蓄積と解析: 2)個別的教育システムの構築: 3)外科修練医への手術支援システム開発を進める.本研究の成果を基に、外科修練医の手術支援システムの開発を目指す.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在まで、各領域の手術ビデオデータと手術成績を蓄積ならびに外科修練医の手術データを作業効率ソフトを用いて評価を行った。その結果より、手術手順の理解度不足による影響、手術手順の理解度不足が外科修練医の手術時間に影響を与えていることが明らかになった。手術手順の正確な理解は手術の効率性に直結し、手術時間の短縮につながるため、修練医の手術習得度向上のためには手術手順の教育に重点を置く必要がある。また助手との協調不足も手術時間に影響を与えていることが判明した。内視鏡外科手術では、助手との密な連携が必要であり、円滑なコミュニケーションや協力関係が手術のスムーズさに直結する。修練医に対しては、助手との協調を含めたチームワークの重要性を強調し、コミュニケーションスキルの向上を支援する必要性が予想される。今後は、学会報告を通じて、各熟練医の意見を取り入れ、より深い解析を行っていく予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究として 1)手術データのさらなる蓄積と解析: より多くの外科修練医の手術データを収集し、解析を進めることで、手術効率性に影響を与える要因をより詳細に明らかにする 2)個別的教育システムの構築: 手術手順の理解度や協調能力の向上に焦点を当てた個別的な教育システムの構築を目指す。 3)外科修練医への手術支援システム開発: 本研究の成果を基に、外科修練医の手術支援システムの開発を進める。手術時間の最適化や手術技術の向上をサポートするためのツールやソフトウェアの開発に取り組む。
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Causes of Carryover |
修練医手術症例蓄積後のデータ解析は次年度にずれ込んだため、解析に必要なソフトウェアなどは次年度に購入予定である。
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