2023 Fiscal Year Research-status Report
持続可能な技能学習支援の開発に向けたピアノ学習における学習意欲と上達の継続調査
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22K02840
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Research Institution | Niigata University of Management |
Principal Investigator |
落合 純 新潟経営大学, 経営情報学部, 講師 (40732623)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋元 頼孝 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (00555245)
中平 勝子 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (80339621)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ピアノ演奏 / 視線計測 / 学習意欲 / Web日誌法 |
Outline of Annual Research Achievements |
わが国が目指す生涯学習社会での学びには、従来のeラーニングが提供しているような座学による講義だけでなく、スポーツや芸術といった技能学習も含まれる。技能学習では「身体を使って学ぶ」ため、長期的で継続的な練習が必要となるが、今の学習を続けていこうとする「学習継続意欲」の実態についてはほとんど知られていない。 そこで、本研究では、実際の生活の一部としてピアノ学習に取り組む学習者を対象に、日々の学習意欲をWeb日誌法により継続的に調査することで、学習意欲が日々の練習状況や上達の度合いとの関係も明らかにすることを目指している。 本年度は、研究開始に向け、実験参加者のリクルートの面で協力していただけるよう、新潟中央短期大学(普段からピアノ教育が実施されている)に対し研究協力の依頼を行い、了承を得ることができた。 実験については、まず、Web日誌の試作フォームについて研究者間で意見交換を行った結果、ピアノ練習を通じた感情体験を評価するため、先行研究を参考に「絵文字」を評価スケールに用いる形に修正した。予備調査に使ってみたところ、特に問題は報告されなかった。また、視線計測については、現場での予備調査を通して、実験場所や実験手順、動作状況を確認した。そのほか、必要物品の選定や購入、説明資料の作成など、令和6年度より実験が開始できるよう準備を進めた。 また、並行して、これまでの予備実験等で集めたデータをまとめ、論文投稿を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
遅延の理由はいくつか考えられるが、担当する講義数の増加など、教育にかける時間が増加したことが挙げられる。 このため、実験参加者募集を行う際の手続きややり取りに時間がかかってしまった。 本研究では、普段からピアノ学習に取り組んでいる学生に実験協力を依頼するという計画から、新潟中央短期大学へ協力を依頼する計画である。 限られた時間の中では、実験開始にあたっての倫理申請の手続きや、短大や参加者に対する実験の説明資料、依頼状など準備が中心となり、実験をスタートさせることが困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
遅延が生じてはいるが、本研究の計画については依然大きな変更はないものと考えている。 本年度は、実験開始に向けた、協力依頼や準備、予備調査などに取り組んだが、実験開始まで至ることはできなかった。しかしながら、実験に必要な物品等を揃えることができ、普段からピアノ教育が行われている新潟中央短期大学への実験協力を取り付けることもできた。実験参加者への説明資料等も準備も整い、令和6年5月より実験のリクルートをスタートさせ、本格的な実験をスタートさせる計画でいる。
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Causes of Carryover |
本年度は、実験を本格的にスタートさせるにあたり、関係各所との打ち合わせや連絡調整、説明資料作成などに充てたことで、経費の使用が抑えられた。 翌年度は、実際にピアノ学習に取り組んでいる学生を用いた実験に入る予定であるため、主に実験者補助や参加者の謝金、交通費等に費用を充てる計画でいる。
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Research Products
(1 results)