2022 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of image quality standards for the worldwide spread of refined early gastric cancer diagnosis using magnifying endoscopes
Project/Area Number |
22K02858
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
上田 真太郎 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (10823445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 智彦 九州大学, 大学病院, 准教授 (20452758)
工藤 孔梨子 九州大学, 大学病院, 助教 (50644796)
富松 俊太 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (00908684)
清水 周次 九州大学, 大学病院, 名誉教授 (70274454)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 国際遠隔医療教育 / 早期胃癌診断 / 拡大内視鏡 / 画像品質 |
Outline of Annual Research Achievements |
代表者の先行研究において、早期胃癌診断の病変発見のきっかけとなる通常観察を国際遠隔医療教育プログラムで行う際の内視鏡画像の品質基準は明らかになったが、病変の性質や範囲を診断するのに必要な、より繊細で高品質な画像が要求される拡大観察の品質の基準は明確ではない。本研究では日本人内視鏡医と連携し、円滑かつ質の高い早期胃癌に関する国際遠隔医療教育を提供するための拡大内視鏡画像の品質基準を策定することを目的とする。 3年間の研究スケジュールを「準備」、「基準策定」、「実証」のフェーズに区分し、本年度は「準備」フェーズの以下を実施した。[検証環境準備]内視鏡画像編集や内視鏡医への内視鏡画像検証の際に使用する機材を収集、設置、動作確認を行った。[検証手法準備]画像品質の主観的評価に関しては国際標準化機関であるITUが勧告している方法を調査し、それに則って実施することを決めた。内視鏡画像検証の際に用いる内視鏡画像の選定に関して分担者の森山医師と打合せを重ねた。内視鏡医に見せる内視鏡画像の解像度を以下の範囲で劣化させることを決めた:ハイビジョン(1080)、WXGA(768)、SVGA(600)、VGA(480)、QVGA(240)。また、ビットレートに関しては、一般的な遠隔会議システムが使用する帯域を参考に次の範囲で劣化させることを決めた:4Mbps、2Mbps、1Mbps、512Kbps、256Kbps。 また、本研究の成果を学会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度の準備フェーズで内視鏡画像検証の際に使用する検証動画の編集を完了することができなかった。理由としては、検証動画に使用する適正な拡大内視鏡画像の選定に時間を要したためである。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は「基準策定」フェーズを予定している。 本年度に完了できなった検証用動画の編集を即急に完了し、本院の内視鏡医へ早期胃癌診断に必要な最低限の拡大内視鏡画像品質を定める検証を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
内視鏡画像品質検証用動画の制作を業者へ発注する予定でいたが、年度内に発注できなかったため、次年度使用額が生じた。令和5年度に発注を行う予定である。
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Research Products
(8 results)