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2022 Fiscal Year Research-status Report

建築構造物の完成形状を2次元図面からAR技術で可視化する体験型教育システムの構築

Research Project

Project/Area Number 22K02867
Research InstitutionMeisei University

Principal Investigator

西澤 秀喜  明星大学, 建築学部, 教授 (40648987)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 競人  名古屋女子大学, 家政学部, 教授 (70648914)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywordsホログラム / AR・VR / 3DCG / 技能継承 / 体験型教育訓練システム / ハンズフリー
Outline of Annual Research Achievements

建築の設計図や施工図は、ほとんどが2次元の図面で作成されている。この図面から必要な情報を読み取ることは、建築技術者に取っては必須のスキルである。ところが、こうしたスキルの習得には、建築教育や実務経験を長年にわたり積み重ねる必要である。
これまでの研究で、2次元図面上の構造物が完成した状態の3DCGを、スマホやタブレットに重畳表示するARアプリを開発した。これにより、初学者でも2次元図面上の構造物の完成形状が容易に確認でき、技術や技能の習得が促進できた。
スマホやタブレットを用いる場合、端末を手で把持する必要がある。これを改善するためにHMD(ヘッドマウント・ディスプレー)に完成形状のホログラムを表示する方法を開発した。これによりハンズフリー作業が可能となり、初学者でも眼前に構造物の完成形状を見ながら加工・組立作業を行なうことができ、効率的に技術や技能を習得できた。
しかし、複数の被験者が2次元図面上の構造物の完成形状ホログラムを同時に見るためには、人数分のHMDが必要になる。この課題の解決策として、複数人が同時に完成形状ホログラムや施工手順の動画を、3次元で見られる手法の検討を進めた。その結果、「3DCGホログラム表現用特殊3面表示装置」(仮称)を使えば、課題解決につながるとの見通しを得た。なお、表示装置本体(ハード)の他に、3DCGのデータを変換して装置に転送するソフトウェアも必要であり、ハードとソフトの仕様詳細を設定する段階である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初は構造物の完成形状を実大で空間に投影する「プロジェクション・マッピング」を活用する方法を想定した。ところが、プロジェクション・マッピングは、平面に投影して画像を立体的に見せる手法であり、本研究の目的達成には不十分であると判断した。
次に、高輝度のプロジェクターを複数台使って、現実空間に完成形状の3DCGを投影する方法を模索したが、光を反射する対象物が無ければ、現実空間に構造物の完成形状を浮き上がらせることが難しいと判明した。
このように、研究目的達成のために最適な手法の選定を進めており、計画より若干の遅れが生じている。

Strategy for Future Research Activity

研究目的を達成する手法として、「3DCGホログラム表現用特殊3面表示装置」(仮称)を適用する方法が見つかった。表示装置本体(ハード)の他に、3DCGのデータを変換して装置に転送するソフトウェアも必要であり、ハードとソフトの仕様詳細を設定している。
本年度の前半には導入して、「建築構造物の完成形状を2次元図面からAR技術で可視化する体験型教育システムの構築」を実現させる。

Causes of Carryover

研究目的達成のための「3DCGホログラム表示装置」の選定に予想以上の時間がかかり、令和4年度内に導入できなかったため。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 建築大工の技能継承用AR教材の開発2023

    • Author(s)
      西澤 秀喜、吉田 競人
    • Organizer
      日本建築学会大会(近畿)

URL: 

Published: 2023-12-25  

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