2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of Pre/Post Guidance Program for Integrated Nursing Practice for Multiple Issues
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22K02872
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen University |
Principal Investigator |
岡本 華枝 岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 准教授 (70648881)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 克明 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (90206467)
徳永 基与子 京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (20381709)
小笠原 秀人 千葉工業大学, 社会システム科学部, 教授 (30823851)
原田 浩二 岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 准教授 (10848039)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | インストラクショナルデザイン / 多重課題 / 看護基礎教育 / 統合実習 / 事前・事後指導 / 看護実践 / 複数患者 / 優先順位 |
Outline of Annual Research Achievements |
新人看護師は、就職すると複数の患者を同時に受け持ち、患者の状態観察や患者の訴えに対応しながら優先順位を判断し、多重課題を解決するための能力が求められる。しかし、看護基礎教育においては、複数の患者を受け持つ実習は最高学年での統合実習である。統合実習を効果的に取り組むための実習内容は各教育機関ならびに各担当看護教員の裁量に委ねられている場合が多い。これらの問題を解決することを目指して、統合実習における実習事前・事後指導を効果的・効率的に実施することをサポートするために、2つの開発に着手した。一つ目は、シミュレーションを活用した多重課題を解決するための教授法の開発、2つ目は、その教授法をより良く実践するための実践プロセス(手順・導入ツール)の開発である。デザイン研究として多重課題の対応に関する知識・技能・態度を効果的・効率的に実践するための事前・事後指導のプログラム開発を行う。 2022年度は、多重課題に関する実態調査について、 全国の看護系大学における統合実習の方法を表記した養成機関のシラバスの現状を明らかにし、統合実習のキーワードである多重課題・複数患者受け持ち・優先順位の概念定義を明確化した。また、現状の問題を明らかにし、統合実習における実習事前・事後指導を効果的・効率的に実施することをサポートするための実践プロセス(手段と導入ツール)の手順の表現方法をプロセスフローダイアグラムとスイムレーンダイアグラムを活用し整理した。その結果、事前教育・臨地実習・事後教育の構成ならびに統合実習の全体像が明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度の当初の計画通り進んでいる。国内の学会にて研究成果を発表したためこの評価とした。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は事前・事後指導の教授法の設計、多重課題場面の事例・シナリオ・評価チェックリスト作成ならびにシミュレーションを活用した教授法の内容について展開・プロトタイプ制作を行う。
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Causes of Carryover |
当初、全国の看護系大学における多重課題に対応する実習の実態調査を郵送法で実施予定としていたが、調査方法をオンラインに変更したため差額が生じた。また、旅費では研究者会議を研究代表者の研究機関で開催する計画であったが、利便性のある場所での開催に変更したことにより差額が生じた。 次年度は多重課題場面の事例やシナリオ作成に関するシステムの導入を検討しているため当該年度の助成金を使用する。加えて研究を円滑に進めるために研究補佐員を雇用する。そのため文献複写代、学会参加費、研究補佐員への支払い等に助成金を使用する。
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