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2022 Fiscal Year Research-status Report

ポストコロナ時代に自ら学ぶ姿勢を涵養する数学オンライン学習スタイルの構築

Research Project

Project/Area Number 22K02936
Research InstitutionKurume National College of Technology

Principal Investigator

菰田 智恵子  久留米工業高等専門学校, 一般科目(理科系), 教授 (50439303)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保 康幸  弓削商船高等専門学校, 総合教育科, 准教授 (00195497)
亀田 真澄  山陽小野田市立山口東京理科大学, 共通教育センター, 教授 (10194995)
山下 哲  木更津工業高等専門学校, 基礎学系, 教授 (40259825)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords数学eラーニング / 数学オンラインテスト / 動的幾何システム / アクティブラーニング / ラーニング・アナリティクス
Outline of Annual Research Achievements

本研究課題の3年間の研究実施計画の全体像は,高専および後期中等教育における主体的学びを涵養する数学eラーニング教材がどうあるべきかを明らかにすることであり,そのためのステップとして, (I) 数学オンラインテスト利用における数式入力の問題の解決をはかり,(II) 動的幾何システムKeTCindyを数学オンラインテストで利用できるようにし,探求型HTML教材として利用する,(III) 学習履歴分析と分析ツールの開発の3つを行い,高専および後期中等数学教育に適したeラーニングモデルがどのようなものであるかを検証することである.
令和4年度において,上記(I) 数学オンラインテスト利用における数式入力の問題の解決をはかるために,穴埋めや多肢選択を導入することにより数式入力の簡便化を図った.上記(II)については,KeTCindyを多肢選択およびSTACKで利用できるようにし探求型HTML教材として利用できるようにした.これらの成果を京都大学数理解析研究所短期共同研究集会をはじめとする国内の研究集会で口頭発表した.一方,問題の作成についての情報を整理し数学教員間で共有するためには,プログラミングの知識を必要とするが,令和4年度に達成した上記(II)に関してのみ,数学教員が容易に利用できるための改良・開発を当初計画の令和5,6年度の実施予定から前倒しして令和4年度に実施した.そのため,令和4年度に実施する予定であった,開発教材による教育実践は令和5年度に実施することになる.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

オンライン学習教材として、数式自動採点が可能な数学オンラインテストシステムSTACK上に,学生自らが動かす図形やグラフを組み込む動的幾何システムKetCindyによる探求型HTML教材を導入するために,STACK上でKetCindyを利用できるようにする必要があり,その開発に時間を要した.さらに,高専等の数学教員が容易に利用できるための改良・開発を行ったため,KetCindyとオンラインテストを組み合わせた数学eラーニング教材の作成が大幅に遅れた.

Strategy for Future Research Activity

MoodleおよびSTACK問題に動的幾何システムKeTCindyを用いた探求型HTML教材を挿入し,学生が自ら図形やグラフを動かしながら探求することができる数学的思考力を育む自学自習コンテンツの制作に取り組むとともに,コンテンツの高専での教育実践を行う.授業実践後に学習者の履歴から学習者の躓き箇所やクラスの傾向などを知るためにテスト結果やシステムの利用時間などを含むシステムの詳細なログを解析することによって,探求型HTML教材のMoodle上での利用およびSTACK問題と組み合わせて利用した時の問題点も検証し,必要に応じて改善を図る.得られた結果を取りまとめ,成果の発表を行う.

Causes of Carryover

令和4年度はcovid-19の影響により研究集会がオンライン開催であったこと及び予定していた教育実践ができなかったことにより予算執行が遅れた.本年度,高専機構主導により,LMSがWebClassに変更したことに伴い,STACKを新たに構築する必要が生じるため,その費用にあてる予定である.

  • Research Products

    (4 results)

All 2022

All Presentation (4 results)

  • [Presentation] アクティブ・ラーニング(反転学習・ジグソー法)のためのLMS上の数学教材システムの利用について2022

    • Author(s)
      菰田智惠子
    • Organizer
      京都数理解析研究所共同研究(公開型)「数学ソフトウェアとその効果的教育利用に関する研究」
  • [Presentation] 動的幾何システムとMoodle小テストを組み合わせた教材作成2022

    • Author(s)
      菰田智惠子
    • Organizer
      日本ムードル協会全国大会 MoodleMoot Japan 2023
  • [Presentation] KeTCindy と Moodle の連携によるオンライン授業の提案2022

    • Author(s)
      菰田智惠子, 久保康幸,山下哲,亀田真澄
    • Organizer
      城西大学第5回数学教育セミナー 「オンラインを利用した数学教育の現状とこれから」
  • [Presentation] 高等専門学校における数学2022

    • Author(s)
      亀田真澄
    • Organizer
      日本数式処理学会 第16期第1回教育分科会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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