2023 Fiscal Year Research-status Report
国際比較による常勤スクールカウンセラーの全校型支援ー外部性を超える活動の探求ー
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22K03152
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Research Institution | Seigakuin University |
Principal Investigator |
伊藤 亜矢子 聖学院大学, 心理福祉学部, 教授 (50271614)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下田 芳幸 佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (30510367)
坪井 裕子 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (40421268)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | スクールカウンセリング / 常勤 / システム / スクールカウンセラー養成 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究1】セルフスタディ型質問紙については、令和3年度末に先行実施した調査結果を分析し、常勤と非常勤のスクールカウンセラーにおける役割意識や実践の違いについて知見を得た。それらの一部を報告書にまとめ、令和5年度には国内学会および国際学会で発表した。また、常勤職にとっての外部性について、既存の論文で外部性の概念や扱いを確認した上で、常勤カウンセラーを参加者とするインタビュー調査を行った。インタビューでは、常勤だから可能な実践や、常勤であるために感じる外部性への考えなどを収集し、常勤スクールカウンセラーが、従来の非常勤職とどのように異なる実践を行えるかや、それを可能とする条件などが得られ、現在、論文化にむけて分析を進めている。 【研究2】国際動向に照らしてのスクールカウンセラーの役割の検討については、The International Society For Policy Research And Evaluation In School-Based Counseling (ISPRESC)のメンバーとして、米国はじめ13か国が参加して、新たにスクールカウンセラーの役割定義や活動指針などスクールカウンセラー活動モデルについて、各国の資料を持ち寄っての比較研研究に参加すると共に、東アジア圏で先んじてスクールカウンセラー常勤化を行っている国の現状について、個別に現地研究者の協力を得て情報収集した。詳細な資料から、日本と重なるスクールカウンセラー活用の課題も見えてきた。また米国SC協会ASCAのモデル著者の一人であるDahir氏とのオンライン交流を継続的に行い、ASCAへのオンライン参加を継続して、情報収集を続けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は予定どおり面接調査を行うことができたが、2023年度末には代表者の異動もあり、調査の進展が遅れたため。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー調査のまとめを優先し、他の調査結果なども含めて計画を見直しながら、全体の推進をはかる。
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Causes of Carryover |
コロナの影響もあり、オンラインでのインタビュー調査など出張旅費が低額に抑えられたことと、インタビュー調査の実施が遅れ、それに関わる謝金等の使用が2024年度に持ち越されたため。2024年度は国際学会での発表や、インタビューデータの分析などで適正に使用できる計画である。
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Research Products
(9 results)