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2023 Fiscal Year Research-status Report

コロナ禍における東京都民の行動記録:予防行動と関連要因のパネル調査

Research Project

Project/Area Number 22K03179
Research InstitutionSophia University

Principal Investigator

樋口 匡貴  上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60352093)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 荒井 弘和  法政大学, 文学部, 教授 (30419460)
伊藤 拓  明治学院大学, 心理学部, 教授 (20412306)
中村 菜々子  中央大学, 文学部, 教授 (80350437)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords新型コロナウイルス感染症 / 予防行動 / 防護動機理論 / 規範焦点理論 / パネル調査
Outline of Annual Research Achievements

本申請課題における研究目的は,外出や対人接触の自粛といったCOVID-19への予防行動について,申請者らの研究チームでこれまでに行ってきたオンラインパ ネル調査(各波約1000名が対象,2020年4月より開始)をさらに継続することであった。
こういった目的に対して,2023年度では計3回にわたる調査を行った。全体における第16波となる調査を2023年5月14日に(有効回答者数1,097名),第17波を同年 8月27日に(同984名),第18波を同年12月17日に(同978名)行った。
本研究プロジェクト開始時の主要な行動変数は外出・対人接触の回避行動であったが,2023年5月のいわゆる”5類化”以降,外出・対人接触の回避についてはほとんど勧告されることも重要視されることも少なくなっている。事実,外出や対人接触を回避する行動は2023年5月時点では47.38ポイント(SD=28.70),8月では44.04ポイント(SD=29.01),12月では41.49ポイント(SD=27.95)と,昨年度までに比べてかなり低い値となっていた。
一方で現状として実行の程度に大きく個人間で分散が見られるのはマスク着用行動である。2023年3月の第15波調査では「外出の際には,常にマスクを着用した」に対する回答が89.99ポイント(SD=21.02)であったのに対し,23年5月では74.65ポイント(SD=33.83),23年8月では50.95ポイント(SD=39.66),23年12月では58.90ポイント(SD=39.26)となっていた。「個人の自由意志に委ねる」とされたマスク着用が,どのような認知的な変数と関連しているのかについて,より詳細に今後検討していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

新型コロナウイルスをめぐる情勢は刻一刻と変わり続けており,それに対応するための時間が必要なことがあり,その結果として調査時期がコンスタントにいかないこともあった。ただし全体としてはおおむ計画通り進捗している。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルスに関連したさまざまな行動勧告は現状としてほとんど行われなくなっており,社会的な注目を集めるものでもなくなっている。そのため,2024年度にはパネル調査の実施を1から2回程度にとどめ,収集したデータの解析を進めることに注力したい。

Causes of Carryover

主な理由は2点ある。
1点は統計解析補助のリサーチアシスタント雇用を取りやめた点,1点は調査の予定が1回少なくなった点である。 2024年度においては,コンスタントな調査実施を予定しており,またスポットでのRA雇用を検討している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言解除直後の外出自粛・対人接触回避行動の心理的予測因2023

    • Author(s)
      伊藤 拓, 樋口 匡貴, 荒井 弘和, 中村 菜々子
    • Journal Title

      心理学研究

      Volume: 94 Pages: 129~138

    • DOI

      10.4992/jjpsy.94.21054

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2024-12-25  

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