2023 Fiscal Year Research-status Report
Preventive Interventions for Early Dropout from Videoconferencing Psychotherapy
Project/Area Number |
22K03183
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
桂川 泰典 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (20613863)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | オンラインカウンセリング / VCP / ドロップアウト / 遠隔心理療法 / カウンセリングニーズ |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルスの世界的流行によってオンラインビデオカウンセリング(VCP:Videoconferencing Psychotherapy)のニーズが急激に高まっている。しかし、VCPのドロップアウト(治療中断)率は非常に高く、2回目以降のカウンセリング継続を希望しない割合は7割にもおよぶ一方、中断理由の詳細は明らかになっていない。 本科研研究の目的は,以下であった。1. VCPにおけるクライエントニーズと提供サービスの実態把握,2. VCPにおけるドロップアウトおよび治療効果を予測する要因の仮説構築,3. カウンセリングニーズの調整介入,治療関係へのコンサルテーション介入等を通して,適切な治療環境を構築し,ドロップアウト率および治療効果向上を目指す。 2022年度は,1を実施するとともに2の仮説変数を抽出し,特にカウンセリングへの期待値の調整がドロップアウトの予測変数として重要であることを見出した。研究成果は「オンラインカウンセリングにおける初期ドロップアウト要因の探索的検討」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/31/3/31_31.3.2/_article/-char/ja/)として公表された。2023年度は,あらためて民間企業との共同研究契約を締結し,研究機関での倫理審査を行うとともに,オンラインカウンセリングのニーズを評価するための指標の開発を行った。指標の開発は無事に終了したが,介入研究のスケジュールと合わせて指標の妥当性を確認する流れとなっているため,介入終了後に指標開発および介入結果を公表する予定となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は,介入研究のための指標の開発を行う年度であった。共同研究企業の研究は順調に推移しており,指標の開発自体は無事に終了している。しかし,介入研究のスケジュールと合わせて指標の妥当性を確認し,公表することを想定しているために本年度の研究公表は控えている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在,クライエントのオンラインカウンセリングニーズを踏まえたカウンセリング支援の有無によるドロップアウト率の予測について前向き研究を実施中である。その結果を踏まえて,測定指標および全体成果の公表を予定している。
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Causes of Carryover |
進捗状況に記したように介入研究が終了するまで論文投稿および発表を控えた経緯がある。そのため,発表などに関わる費用は想定よりも低く抑えられた。今後,論文投稿および発表を行う際に未使用分を利用していく計画である。
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