2022 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of mechanism for fluid–structure interaction on turbulence flow using high-performance computing system
Project/Area Number |
22K03461
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Research Institution | College of Industrial Technology |
Principal Investigator |
浅尾 慎一 産業技術短期大学, その他部局等, 准教授 (90462019)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 数値流体力学 / 乱流物体連成機構 / 有限体積法 / 並列計算 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,物体が乱流の流れによって移動・変形し,同時に物体の移動・変形により乱流を変化させる「乱流物体連成機構」を,計算流体力学を用いて解明する.その上で,市販のパーソナルコンピュータでもスーパーコンピュータに見劣りしない効率で結果を出すハイパフォーマンス計算システムを提案することを目指している.本課題の目的は[1] ハイパフォーマンス計算システムを市販のパーソナルコンピュータで構築すること,[2] ハイパフォーマンス計算システムを用いて「乱流物体連成機構」を解明することである.目的を達成するための必要な項目は2つあり,項目[1] ハイパフォーマンス計算システムのための2つのアルゴリズムの統合,項目[2] 実用化のための大規模計算システムの検討である. 2022年度の目標として,項目[1]においては3次元スライディングメッシュ法の計算コード作成・及び検証であったが,現時点では3次元スライディングメッシュ法の作成は困難であることが判明した.そこで,(A)すでにできている2次元コードでの「乱流物体連成機構」の解明,もしくは,(B)多少計算効率は落ちるが,スライディングメッシュ法を使わない3次元コードでの「乱流物体連成機構」の解明を行う予定である. 項目[2] に関しては当初の予定通り2023年度を目処に行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
[1]「ハイパフォーマンス計算システムのための2つのアルゴリズムの統合」について計画が進まないときの対応策に準じて計画を進めており,現時点では(A)2次元コードでの「乱流物体連成機構」の解明,もしくは,(B)スライディングメッシュ法を使わない3次元コードでの「乱流物体連成機構」の解明を行うため. [2]並列化の検討に関しては2023年度に行う計画であるが,[1]の問題点解決のために時間をかけてしまい,並列化の初期段階の準備が現時点で始まっていないため.
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Strategy for Future Research Activity |
一旦[1]「ハイパフォーマンス計算システムのための2つのアルゴリズムの統合」に対して(A)2次元コードでの「乱流物体連成機構」の解明,もしくは,(B)スライディングメッシュ法を使わない3次元コードでの「乱流物体連成機構」の解明を行う.時間に余裕ができたときには3次元コードでのスライディングメッシュ法を開発する. [2]並列化の検討に関しては初期段階の準備ができ次第,上記の(A),もしくは(B)に適用する予定である.
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Causes of Carryover |
2022年度においては,実施項目[1]に対して3次元スライディングメッシュ法の計算コード作成・及び検証であったが,3次元スライディングメッシュ法の作成は困難であった.ゆえに,購入予定であった計算機PCを購入する必要がなかったため,物品費(計算機PC)とその他(バックアップ用のハードディスク)については使用することがなかった. また,旅費については,ONLINEでの学会参加が主であったため使用することがなかった. 使用計画としては,実施項目[2]の並列化計算に対して,当初は2022年度,2023年度と毎年数台ずつ購入予定であったが,それを2023年度にまとめて購入する予定である. また,学会に関しても対面での実施が増えているため,旅費に関しても使用予定である.
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Research Products
(4 results)