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2022 Fiscal Year Research-status Report

海洋養殖のためのライダーを用いたクロロフィル計測システム

Research Project

Project/Area Number 22K04132
Research InstitutionToba National College of Maritime Technology

Principal Investigator

北原 司  鳥羽商船高等専門学校, その他部局等, 教授 (80303444)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywordsライダー / クロロフィル / 海洋養殖
Outline of Annual Research Achievements

初年度において、レーザー誘起蛍光法を用いたクロロフィル検出用ライダーシステム(プロトタイプ)の構築を行った。送信レーザーに小型パルスYAGレーザー(発振波長は532nm)を用いて海中に送信し、水中に拡散されたプランクトンからの蛍光を小型望遠鏡で集光したのち光電子増倍管(PMT)で受信した。PMTの前にダイクロイックミラー,光学バンドパスフィルタを設置しそれぞれ透過した波長を同時に受信した後、デジタルオシロスコープで信号処理を行った.また、PC上で制御、信号処理を行うソフトウェアを開発した。
水槽を用いた実験室での試験では、波長685nm付近のクロロフィルの赤色蛍光を検出した。濃度に関するデータの取得を行ったが、深度に関しては水槽の深さが足りないため、実際の海での試験を今後行っていく。システムに要求されるパラメータとして、レーザーの出力、積算回数、フィルタの帯域幅などの知見を得た。レーザーの出力波長532nmでの蛍光強度が予想より弱いため、355nmの使用も検討することとした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

観測システムの基幹となるレーザー光源について、円安・物価の高騰により申請時の見積もりより大幅な価格上昇があった。そのため機種選定からやり直した。また、納期についてもコロナ禍の影響もあり計画よりも時間がかかった。これらのことから、プロトタイプのライダー観測システム構築に遅れが出た。

Strategy for Future Research Activity

レーザーの波長について532nmで行っていたが、355nmでの使用も検討し、実験を行っていく。また、プロトタイプの観測システムを用いて、実際の海洋での運用を通して問題点の検討、解決を行う。
プロトタイプシステムで確立したプランクトン検出手法、及び決定された観測機器パラメータから、汎用システムの構築を行っていく。また、海洋での観測をテストすると同時にネットワークを通したサーバーとのデータ通信を行い、観測からデータ取得・処理までを完成させる。

Causes of Carryover

観測システムの基幹となるレーザー光源について、円安・物価の高騰により申請時の見積もりより大幅な価格上昇となった。そのため、他に予定していた機器の購入を一時取りやめた。既存の機器利用し、購入必須である機器については機種選定の見直しを行い、次年度での購入を行うこととした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Development of a chlorophyll measurement system using LIDAR2023

    • Author(s)
      Tsukasa KITAHARA, Nobuo Ezaki
    • Organizer
      The 1st KOSEN International Research Symposium (KRIS2023)
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2023-12-25  

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