2022 Fiscal Year Research-status Report
Practical research for the proposal of off-grid portable space that contributes to regional revitalization
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22K04489
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
田島 翔太 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 助教 (20765234)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | オフグリッド / 可搬空間 / 地方創生 / 実践的研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地域におけるオフグリッド可搬空間の社会実装を目的として、事例調査による学術的な整理をし、地域導入のための指標化と地域導入効果の分析によって、地方創生に資するオフグリッド可搬空間を提案する実践的研究である。再生可能エネルギーや蓄電池の普及により、商用電力系統に接続しないオフグリッド可搬空間が現実味を帯びてきており、地域の防災や脱炭素化に貢献できる可能性があるものの、可搬空間やオフグリッド空間に関する研究が少なく、本研究によってオフグリッド可搬空間の学術的な体系化や地域社会への導入効果を明らかにする。 本研究では、地方創生に資するオフグリッド可搬空間を「A:モビリティ空間」「B:オフグリッド空間」「C:コミュニティ空間」「D:空間デザイン」に分類し、研究1~研究4の小課題を立てた。令和4年度はSTEP1として、研究1に該当する「A:モビリティ空間」と「B:オフグリッド空間」の学術的な整理に着手し、国内の14の事例の整理とそれらの地域活性に対するアウトプット及びアウトカムをまとめるとともに、「B:オフグリッド空間」の具体的事例を1事例調査した。また、研究2のオフグリッド可搬空間御指標化のためのアンケート調査をモデル地域である千葉県長生郡長柄町で実施した。さらに研究3として、地方創生に資するオフグリッド可搬空間の第1回目のプロトタイプをデザインし、研究計画調書で計画した通り外部資金を活用してモックアップを完成させ、国際学会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
全体として概ね計画通り研究は進行している。国内事例調査は調査先及び調査内容の見直しを行い、令和4年度は1件のみとした。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は研究1~3を継続するとともに、研究4のオフグリッド可搬空間の地域導入効果分析に着手する予定である。
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Causes of Carryover |
令和4年度に当初計画していた国内事例調査は、調査先及び調査内容の見直しをおこなったため令和5年度に繰越し、それに伴う謝金等も次年度に計上することとなった。
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Research Products
(4 results)