2023 Fiscal Year Research-status Report
IoTデバイスと連携するリアクティブスケジューリング
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22K04582
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
岡本 東 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (10305310)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | スケジューリング / 多目的最適化 / IoT |
Outline of Annual Research Achievements |
センサデバイスなどから得られた生産工程に関わる人や物に関する情報をもとにした,リアクティブ・スケジューリングの実現を目的とし,不確定環境下におけるスケジューリングにおいて,どのような条件によって再スケジューリングを行うべきかを明らかにする。これら結果を元に,リアクティブ・スケジューラを構築する。 2022年度に作成した初期スケジューラと,動的スケジューラのためのスケジューリングモデルを元に検討を進めた。 2023年度の検討内容は,予測を元に作成されたスケジュール候補の中から適切なものを選択し,現場に作業(変更)指示を行うセレクタのアルゴリズムである。状況の変化からすぐに変更指示を行う場合,変更が繰り返され現場への負担となることが予想される。また,これを防ぐために猶予を設けると,変更前の指示に従って作業に入ってしまう可能性がある。そこで,このようなトレードオフに対応するアルゴリズムが必要である。 当初は,変更後のスケジュールの評価と,作業順序の変更の少なさの2目的問題のパレート最適解を候補として提示する形で進めてきたが,作業順序の変更箇所が直近の作業に集中する場合,つまり全体の変更は少ないが現場の負担が大きいスケジュール候補が生成される場合が多くみられた。そこで,直近の変更箇所の数だけではなく時系列を考慮し,変更の負担の大きいものには大きな重みを与える等の評価方法(目的関数)を用いることとした。 また,初期スケジューラのモデルについても変更を行った。後に順序変更の必要な作業がクリティカルパス上(またはそれに近い余裕時間の少ないもの)にあるか否かによって,変更の方針は大きく変わり得る。候補を多数算出してから評価するのではなく,最初からこれらを考慮することによって計算量を削減することができると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画であったセレクタのアルゴリズム検討については十分に実施できた。 ただし,関連する課題が多く見つかり,未解決のままでも今後のプロトタイプ実装やテストは可能であると考えられるが,今後の検討課題となる。また,昨年度からの課題であった抽象スケジューリングのモデルに関しては,十分なものが作成できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
作成したスケジューリングモデルに基づき,予測される事象対応した目的関数を用いる多目的スケジューリング手法の開発を行い,目的関数はある程度集約できたものの,現場の負担等をどのように定量化するかが課題である。 これらの課題を解決しながら,プロトタイプシステムを実装しテストおよびフィードバックに基づく改良を進める。
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Causes of Carryover |
物品購入の際,価格の端数があったことによる。次年度の物品購入等の際に使用する。
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Research Products
(1 results)