2023 Fiscal Year Research-status Report
Effects of Government Intervention and Global Coordination in Establishing Sustainable Environmentally Conscious Supply Chains
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22K04584
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
楠川 恵津子 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (00336801)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | グリーン・クローズド・ループ・サプライチェーン / デュアル・チャネル・サプライチェーン / フード・サプライチェーン / 炭素排出削減 / 省エネ / キャップ・アンド・トレード / ゲーム理論 / 進化ゲーム |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度(2023年度)は研究課題[I]、[II]と[III]の次の研究成果6件を国内学会①日本経営工学会(JIMA)春季大会で5件、②JIMA秋季大会で1件,③国際会議APIEMS2023で6件のオンライン発表を行った。[I] 政府介入およびCSRを考慮した ECO-SC の構築と最適連携方策:(1)"政府の環境政策下でCSRを考慮したデュアル・チャネル・グリーン・クローズド・ループ・サプライチェーン(DCGCLSC)の最適運用とソーシャル・ウェルフェア(社会評価:SW)評価"(①日本経営工学会(JIMA)春季大会、③[I](1)を③国際会議APIEMS2023での英語発表に改訂) [II]政府介入およびCSRを考慮した国内外の ECO-SC 関連業者のグローバル連携効果:[II](1) "政府介入下での配送時間と炭素排出を考慮した3PLをもつDCGSCの最適運用とSW"(①日本経営工学会(JIMA)春季大会、③ [II](1)をを③国際会議APIEMS2023での英語発表に改訂))、[II](2) "政府介入下で消費者のグリーン志向とグリーン製品の保証期間を考慮したGSCの最適運用とSW"(①日本経営工学会(JIMA)春季大会、③ [II](2)をを③国際会議APIEMS2023での英語発表に改訂))、[II](3) "政府の補助金下で使用済み電気自動車バッテリーの品質と再利用を考慮したCLSCの最適運用"(①日本経営工学会(JIMA)春季大会、③ [II](3)を③国際会議APIEMS2023での英語発表に改訂))、[II](4) "サービスや鮮度保持を考慮したスポット販売と先行販売をもつ生鮮食品SCの最適運用とSW"(①日本経営工学会(JIMA)春季大会、③ [II](4)をを③国際会議APIEMS2023での英語発表に改訂))、[III]政府と国内外の ECO-SC 関連業者の不確実な行動戦略に対するグローバル連携効果:(1)政府介入下のバイオ燃料SCでの政府と関連業者の行動戦略の行動戦略の進化的安定性分析(JIMA秋季大会、③ [III](1)をを③国際会議APIEMS2023での英語発表に改訂))
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度は,研究課題[I]政府介入およびCSRを考慮した ECO-SC の構築と最適連携方策、研究課題[II]政府介入およびCSRを考慮した国内外の ECO-SC 関連業者のグローバル連携効果および研究課題[III]政府と国内外の ECO-SC 関連業者の不確実な行動戦略に対するグローバル連携効果の数理解析による最適運用とその社会評価についての研究成果を得た.
具体的に,令和5年度では,研究課題[I]では、(1)"政府の環境政策下でCSRを考慮したデュアル・チャネル・グリーン・クローズド・ループ・サプライチェーン(DCGCLSC)の最適運用とソーシャル・ウェルフェア(社会評価:SW)評価"、研究課題[II]では、(1) "政府介入下での配送時間と炭素排出を考慮した3PLをもつDCGSCの最適運用とSW"、(2) "政府介入下で消費者のグリーン志向とグリーン製品の保証期間を考慮したGSCの最適運用とSW"、(3) "政府の補助金下で使用済み電気自動車バッテリーの品質と再利用を考慮したCLSCの最適運用"、(4) "サービスや鮮度保持を考慮したスポット販売と先行販売をもつ生鮮食品SCの最適運用とSW"、研究課題[III]では、(1)政府介入下のバイオ燃料SCでの政府と関連業者の行動戦略の進化的安定性分析についての研究成果を得ることができた。 本年度の研究成果を国内学会で6件,国際会議で6件発表を行った。 令和5年度に国内外で発表した6件の研究成果を査読付きの国際論文誌への投稿準備を進めている.また,令和5年度に得られた研究成果4件について、国内外の学会での発表準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度に国内外で発表した6件の研究成果を査読付きの国際論文誌への投稿準備を進めている。令和6年度は、令和5年度に得た以下の研究成果4件について,国内外で研究成果発表を行い、査読付きの国際論文誌への投稿を進める予定である。 研究課題[I](政府介入およびCSRを考慮した ECO-SC の構築と最適連携方策):(1) "政府介入下で炭素排出と保証期間を考慮したオムニチャネルをもつグリーン・クローズド・ループ・サプライチェーンの最適運用と社会評価"、(2) "売上データに対する回帰分析とニューラルネットワークのハイブリッド予測手法の提案" 研究課題[II](政府介入およびCSRを考慮した国内外の ECO-SC 関連業者のグローバル連携効果):(1)"鮮度と炭素排出削減率を考慮したデュアルフードサプライチェーンでのスポット販売と先行販売の最適戦略と社会評価" 研究課題[III](政府と国内外の ECO-SC 関連業者の不確実な行動戦略に対するグローバル連携方策)では,(1) "政府介入下で品質検査を考慮したバイオ燃料サプライチェーンでの政府と関連業者の行動戦略に対する進化安定性の分析" 得られた研究成果を令和6年5月と11月に国内で開催される日本経営工学会ならびに11月にタイ・チェンマイで開催される国際会議 APIEMS 2024 での発表準備を進めている.また,国際学術論文誌に論文投稿を行う予定である.
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Causes of Carryover |
(理由) 令和5年度の研究計画に沿った研究遂行により、国内学会で6件および国際会議で6件の研究成果を査読付きの国際論文誌への投稿準備を進めている。これらの論文投稿費用を必要経費に計上する必要があった。また、令和5年度に得た研究課題[I]、[II]および[III]において、未発表のものが4件ある。そこで、令和6年度にこれらの研究成果4件を国内学会、国際会議で研究成果発表および論文投稿を行うための必要経費に計上する必要があった。令和6年度の研究開発での数値検証で使用する、最新 OS で高速処理が可能なWindows11のデスクトップPC1台と学会発表で使用する同じ仕様のノートPC1台の新規購入費用を必要経費に計上する必要があった。
(使用計画) 令和5年度に得た研究成果4件を国内学会公益社団法人 日本経営工学会 5月春季大会、11月 秋季研究大会および11月にで開催される国際会議 APIEMS 2024(Asia Pacific Industrial Engineering and Mangement System Conference)(タイ・チェンマイ)で研究発表を行うための学会参加費と旅費に使用する計画である。また,国際学術論文誌に論文投稿を行う予定である.
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