2023 Fiscal Year Research-status Report
環状多座アミン配位子を用いた遷移金属クラスターの合成
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22K05140
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Research Institution | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
Principal Investigator |
山本 浩二 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 講師 (70647198)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 環状アミン配位子 / 遷移金属錯体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、環状アミン配位子を用いて銅原子を有する複核金属錯体の合成研究に取り組んだ。新規に環状アミン配位子が2つの銅金属中心に配位した二核錯体を合成しX線結晶構造解析によってその構造を明らかにした。また、電気化学測定によって溶液中の安定性や酸化還元挙動について調べた。一部の銅錯体については、二酸化炭素の電気化学的還元反応の前駆体として機能しうるかどうかの検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画で提案した環状アミン配位子を有する遷移金属複核錯体の合成に成功しており、またその構造同定を行っていることから研究はおおむね計画通りに進んでいると判断できる。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに合成を行った錯体の知見を基に、他の遷移金属中心を有する複核金属錯体の合成に取り組む。また、既に合成した錯体を用いて、二酸化炭素の還元反応を行う予定である。
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Causes of Carryover |
研究が計画より順調に進む可能性があり、当該年度中に消耗品類の追加購入の可能性があったため、前倒し支払請求を行った。しかし、実際には計画通りの進捗状況となり、当該年度での物品購入は実施せず、次年度に物品購入を行うこととしたために、次年度支払額が生じた。
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