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2023 Fiscal Year Research-status Report

近代庭園における遺跡由来石造物の取り扱いとインタープリテーションに関する研究

Research Project

Project/Area Number 22K05722
Research InstitutionNara National Research Institute for Cultural Properties

Principal Investigator

内田 和伸  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 部長 (30249974)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords朝鮮灯籠 / 文人像 / 武人像 / 近代数寄者 / 近代庭園 / 礎石
Outline of Annual Research Achievements

今年度は近代日本庭園に用いられている高麗王朝あるいは朝鮮王朝時代の貴人の墓などに用いられた朝鮮灯籠や石人像についての情報収集を中心に行った。石人像(文人像・武人像)については既に全国の分布状況を発信している研究者からリストの提供があり、400を超えていることを確認した。ここから庭園に設置されているものの文献調査を行い、一部現地調査も行った。墓に用いられている石材の名称や意味について韓国の研究者からの情報提供もあった。日本で庭園の用いることの流行は戦前に近代数寄者が行ったものだけでなく、昭和49年に現地で窃盗団が暗躍したことがあるがわかった。
また、朝鮮半島由来のものだけでなく、遺跡由来の石造物のある庭園についても情報を収集した。特に恭仁宮の大極殿の礎石といわれるものが個人庭園にあるとの情報も得た。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

全国の石人像のデータを提供されたことにより、現地調査の効率が飛躍的に良くなった。

Strategy for Future Research Activity

日本に持ち込まれた石人像などが既に韓国へまとめて返還され、世中古石造物博物館で展示されていることが分かった。2024年度は現地調査を行う予定である。
また、国内庭園の現地調査も多数行う予定である。

Causes of Carryover

現地調査の期間が十分に取れなかった

URL: 

Published: 2024-12-25  

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