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2023 Fiscal Year Research-status Report

Seaweed Blue Carbon for Fisheries Promotion

Research Project

Project/Area Number 22K05808
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

林崎 健一  北里大学, 海洋生命科学部, 准教授 (80208636)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 崇史  鹿児島大学, 農水産獣医学域水産学系, 助教 (40897667)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywordsリモートセンシング / サイドスキャンソナー / マルチビームエコーサウンダー / 炭素量 / 気候変動 / 意識調査
Outline of Annual Research Achievements

サイドスキャンソナーを用いたホンダワラ類海藻の分布と現存量を推定する手法を開発した。サイドスキャンソナーは、一度に広い範囲を探査できるため、効率よく植生分布を検出することができる。サイドスキャンソナーは進行方向の解像度が高いため、ホンダワラ類のパッチの幅を精度よく推定することができた。岸に近い浅海域では海底に傾斜がある。平らな海底を想定するソナー解析ソフトウェアに実装された手法では推定精度に疑問がある。海底面の傾斜がある場合にもサイドスキャンデータで得られる情報をもとにホンダワラ類の高さを推定する手法を開発した。サイドスキャンソナーの計測データから、ホンダワラ類パッチの幅と高さを推定し、現存量に変換する方式を考案した。今年度は調査海域での試料採集ができなかったたため、近隣海域で得たパッチ幅と高さ、現存量の関係式を用いて試算した。現場でのサイドスキャンソナーによる調査を行い、海藻試料が得られれば、現存量に変換することを可能とした。
同一の海草藻場に対して、複数の音響計測機器(マルチビームエコーサウンダー、シングルビームエコサウンダー、サイドスキャンソナー)による計測を試みた。得られた情報を相互比較し、それぞれの音響計測機器のもつ特性と精度を比較した。現在、マルチビームエコーサウンダーではポイントクラウドデータが主に藻場の解析に用いられているが、その他の反射波データにも有用性があると考えられた。
ブルーカーボンに対する国民の意識を明らかにするため、WEBアンケート調査を行った。得られたデータは現在解析中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度、海藻の現場検証データを得ることができなかったため、ホンダワラ類天然海藻の現存量推定法の開発を完了することができなかった。

Strategy for Future Research Activity

春季に海藻の現場検証データを得て、サイドスキャンソナーを用いたホンダワラ類天然海藻の現存量推定法のを完成させる。開発した天然海藻藻場調査手法を湾規模に広げて、衛星画像解析のトゥルースデータとしての有効性を評価する。養殖藻場に関しても、ソナーを用いたワカメ等の養殖場海藻計測手法の開発に着手する。WEBアンケート調査の解析結果をもとに、漁業者をはじめとする各ステークホルダーへのインタビューを行い、国民のブルーカーボンに対する意識を明らかにする。

Causes of Carryover

春季に海藻類の集中調査が行えなかったため、次年度に行うべく調査費用を繰り越した。

Remarks

鈴木崇史 ブルーカーボンをめぐる国際社会と日本の動向 城山ホテル鹿児島 2023年7月21日

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Cost-Effective Near-Shore Seaweed Monitoring for Blue Carbon Study2023

    • Author(s)
      Hayashizaki K, Okawa H, Komatsu T
    • Organizer
      COAST Caen 2023, 19th French-Japanese Oceanography Symposium
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2024-12-25  

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