2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K05815
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Research Institution | Fisheries Research and Education Agency |
Principal Investigator |
伏屋 玲子 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(長崎), 主任研究員 (40373469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 健二 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(神栖), 研究員 (40866696)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | クルマエビ / 養殖池 / 飼育環境 / 行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
養殖池の中のクルマエビの行動を調べるための準備として,屋内に遮光シートと赤外線ライトを取り付けた掛け流し水槽を設置し,水槽の底面に水中カメラ,シート内で水槽の上部から暗視カメラの2つのカメラを設置した。養成された雌雄のクルマエビをいれ,自動給餌器(18時給餌)を設置し,17時から翌朝8時までの様子を録画するよう設定した。どちらのカメラでも夜間の水槽内を録画することができた。また,養殖池にも水中カメラの設置を試みた。冬期の撮影については成功したことから,成体のエビの様子は観察可能であることがわかった。水中カメラの不具合により修理に出す機会が多かったことと,夏の台風の影響が大きかったことから,夏から秋のカメラ設置が困難となったため,池の中の稚エビの観察はできなかった。水槽および養殖池のクルマエビの録画データを解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
使用機材のトラブルが続いたが,概ね実施できている
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き,飼育水槽および養殖池でのクルマエビの行動を観察する。飼育下および養殖池のエビの卵巣卵の様子を調べるためにバイオプシを試みる。またシステムダイナミクスモデルの作成に着手する。
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Causes of Carryover |
申請時の高額ソフトの購入を検討中であることと,使用予定の水中カメラが度重なる不具合・修理のため,主要な時期に出張に行けなかったことから,予定よりも旅費を使用しなかったことにより,次年度使用額が生じた。次年度はこの繰越分により,新たに機材等を整えることで試験を確実に行う予定である。
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Research Products
(2 results)