2022 Fiscal Year Research-status Report
Building Inter-Ethnic social capital and evaluation indicators
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22K05855
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
寺野 梨香 東京農業大学, 国際食料情報学部, 准教授 (40808490)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 農業経営 / 農民意識 / 生産技術 / 稲作経営 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、マレーシアの稲作農村におけるソーシャル・キャピタル形成が農民の生産技術や農業経営、農民意識、生産性に与える影響について明らかにすることである。そのために、インター・エスニックな特徴をもつ稲作農村(IADA Selangor)を調査対象地として現地のフィールドワーク進めている。令和4年度は、本調査の実施に向けて300名程度を対象に予備調査を行った。予備調査の結果は調査対象地域の普及員にすでに共有し、本調査に向けて準備を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和4年度は、予備調査として300名程度の調査対象者に対して質問紙を用いて聞き取りをしたが、調査票にて質問事項を詳細に設定したため、データの欠損が目立つという問題が発生した。質問票のデザインは本調査に向けて修正する必要があることがわかった。また、調査対象者数について、当初は300~400名を予定していたがこの設定では各農民にかけられる調査時間に限りがあり、回収できるデータに多くの欠損や不備がでるため、調査隊者数を100件程度にとどめ、本調査ではデータの質を向上させることを目指したい。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度に予定している本調査では調査対象人数を100~200名に絞り込み、生産技術や農業経営、農民意識、生産性に関する稲作経営調査および、普及員への聞き取り調査を予定している。令和5年度は調査票の修正および本調査実施にむけて現地とのやり取りを本格化させ、夏季休業中である8~9月に本調査の実施を予定している。
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Causes of Carryover |
書籍の取得に費用がかからず、予備調査にも支出がなかったため次年度使用額が生じた。
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