2022 Fiscal Year Research-status Report
ROSを介したMPO-ANCA関連腎炎の機序解明と治療薬の検討
Project/Area Number |
22K06635
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
山田 宗治 東京医科大学, 医学部, 准教授 (10625164)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒谷 康昭 横浜市立大学, 理学部, 教授 (30192470)
尾田 高志 東京医科大学, 医学部, 教授 (90531187)
内田 貴大 東京医科大学, 医学部, 講師 (90865627)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | MPO-ANCA関連血管炎 / 好中球細胞外トラップ |
Outline of Annual Research Achievements |
MPO-ANCA関連血管炎は,MPO-ANCAの出現に伴い腎臓と肺を中心に全身の小型血管炎を呈する疾患であり,腎臓においては劇症型の急速進行性腎炎症候群をきたす.病態形成にMPO-ANCAが重要な役割を果たしていることは明らかとなっているが,その産生機序が不明であり,治療は非特異的な免疫抑制療法が実施されている.しかしながら,非特異的な免疫抑制による感染症死が問題となることが多く,病態の解明による,より特異的な治療法の確立が求められている.その中でMPO-ANCA関連血管炎におけるROSを介したNETs形成機序を明らかにし,NETs制御による特異的なMPO-ANCA関連血管炎に対する治療の可能性を検討しているが,今年度は疾患活動性と関連があるとされるNETsレムナントをELISA法で測定しMPO抗原親和性との関連性を検討した。高親和性群が低親和性群と比較し,有意にレムナントが多い結果を得たが,引き続きNを増やしつつ詳細な検討を継続していく.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
壊死性半月体形成性糸球体腎炎を発症するマウス作製が施設の影響で遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
現状、研究計画の内容自体に変更はない。引き続き前年度の研究計画に沿って実験を継続していく。また、予定した計画通りに進まない場合には異なったモデルマウスに対する実験に変更するなど適宜修正し,より多面的に実験を行うことを検討している.
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Causes of Carryover |
研究の進捗状況によりマウス関連実験を次年度に行う予定としたため。 マウス実験に必要な代謝ケージや必要な試薬等を購入していく。
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