2022 Fiscal Year Research-status Report
神経筋難病患者における筋肉の量的、質的変化が薬物治療に及ぼす影響の定量的解明
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22K06765
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
松下 良 金沢大学, 薬学系, 教授 (20293368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 奈津子 金沢大学, 薬学系, 助教 (70794220)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 神経筋疾患 / 筋肉量減少 / 薬物動態 / 分布容積 |
Outline of Annual Research Achievements |
神経筋疾患患者の適切な薬物治療法確立のために、種々の筋肉量の減少と筋肉細胞の変化による薬物動態の変動を定量的に明らかする疾患動物モデルを用いて、in vivo、 in vitroの薬物動態影響因子を検討してきてきた。 本研究では、筋肉量だけでなく、質的変化の有無も検討し、筋萎縮病態の異なる筋萎縮性側索硬化症(ALS)および筋ジストロフィー患者の原疾患別に筋肉量の減少と筋肉細胞の変化による薬物動態の変動を定量的に明らかする神経筋疾患患者において筋肉量減少の個体差を薬物療法に反映すべきか。すべきならば、どのような患者で、どのように行えば良いか」を網羅的、定量的に明らかにすることを目的とした。 具体的には、新たな疾患モデルとして、dexamethasone iv 連日投与により、筋肉量減少を定量的に検討するとともに、薬物動態変動をin vivo, in vitro で検討する。 初年度は、 dexamethasone投与ラットにおいて、モデルとしてのin vivo での妥当性の検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
疾患動物モデルについては、dexamethasone投与ラットについて、筋肉量減少を再現よく起こす、ラットの適正週齢、投与期間、投与量を決定した。 そして、得られた最適条件における、levofloxacin(LVFZ)の薬物体内動態の変動の関係を検討した。筋肉量減少と分布容積の間に一定の関係があることを認めた。
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Strategy for Future Research Activity |
コントロール群およびDexamethasone 投与ラットにおける、筋肉組織での薬物結合率を平衡透析法を用いてin vitro における定量的関係を明らかにする。 また、病態ラットにおける生理学的薬物速度論モデルを構築し、筋肉量の変化をシミュレーションする。
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Causes of Carryover |
必要な試薬購入が次年度にずれ込んだため。
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