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2022 Fiscal Year Research-status Report

KRAS変異陰性の腸型IPMNおよびコロイド癌におけるドライバー融合遺伝子の探索

Research Project

Project/Area Number 22K06974
Research InstitutionAichi Cancer Center Research Institute

Principal Investigator

細田 和貴  愛知県がんセンター(研究所), がん情報・対策研究分野, 研究員 (00728412)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 泰博  愛知県がんセンター(研究所), 分子腫瘍学分野, 研究員 (40470166)
田口 歩  愛知県がんセンター(研究所), 分子診断TR分野, 分野長 (50817567)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords膵癌 / 粘液癌 / KRAS / 融合遺伝子 / RNAシーケンス
Outline of Annual Research Achievements

令和4年度は研究に使用する症例の集積を行った。対象としている膵臓Mucinous carcinomaは稀な腫瘍であり、当院でも適格症例が5例ほどしかない。従って、目標症例数30に達するために多施設共同研究を行うことを計画した。具体的には日本膵臓学会の部会において、参加12施設にアンケート調査を行い適格となる症例の有無について調査した。その結果、2023年3月の時点で8施設から可能性のある症例(約20症例)の返事を頂いた。これ以外にも膵臓癌手術のhigh volume centerに参加を呼びかけている(3施設)。
その他、IRB文書の整備、実験に必要な試薬の準備を進めている。なお、令和4年度に、RNAシーケンスに重要な試薬の供給が停止しており(代理店の試薬取り扱いが中止となったため)、その再開を待っているが、代替となる試薬あるいは解析方法の変更の検討も行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

稀な症例のため、その集積に時間がかかっている。症例の集積のために他施設共同研究を計画することになり、施設の選定とアンケート調査、他施設共同研究用IRB審査の準備などにも時間がかかっている。
RNAシーケンス用の試薬を取り扱う代理店が、その試薬の取引を中止している。本年度内に別の代理店による取引の再開を期待するが、現時点では目途が立っていない。

Strategy for Future Research Activity

上記の通り、他施設共同研究の開始のためのIRB審査と送付の依頼、受け取った試料からの解析が本年度の研究の主な内容となる。解析には、標本の病理解析とデーターベースの作成、核酸の抽出と品質の検定、遺伝子解析を行う。
PDXモデルの作成においては、本年度にも1,2例の外科切除材料からの細胞採取を見込んでいる。

Causes of Carryover

本年度は試料の集積の準備を行ったが、やや研究が遅れており、予算の執行も遅れている。そのために、余剰金が生じている。しかし次年度は試料の集積と解析を行うことを予定しており、その際の一部の試薬は米国からの購入となる。円高により試薬費がかさむことも想定しており、本繰越金は必要な研究費である。

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Published: 2023-12-25  

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