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2023 Fiscal Year Research-status Report

住血吸虫の宿主自然免疫ハイジャックによる寄生適応戦略の解明

Research Project

Project/Area Number 22K07044
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

中村 梨沙  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (50645801)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2027-03-31
Keywords住血吸虫 / エクソソーム / 寄生虫ー宿主間相互作用 / 寄生適応 / 宿主自然免疫 / 細胞外小胞
Outline of Annual Research Achievements

住血吸虫は、宿主体内で成熟し、長期生存するために宿主の免疫応答を回避して寄生適応する。ある特定の宿主自然免疫細胞を欠損したマウスでは、住血吸虫の
成長・産卵が著しく阻害された。これは、住血吸虫が宿主自然免疫を利用し成長・産卵するという、免疫回避とは異なる寄生適応戦略をもつことを示唆する。住
血吸虫のエクソソームは宿主自然免疫をハイジャックし調節する機能をもつ。本研究は、住血吸虫のエクソソームが宿主自然免疫細胞の機能を調節し、自身の成
長・産卵を促すという仮説を検証する。
R5年度は、産休・育休により一年間研究活動を中断したため、当該年度における新たな研究実績はない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

R5年度は研究代表者の産休・育休により、R5年度に予定していた研究計画は中断したため、進捗状況に影響した。

Strategy for Future Research Activity

今後は、中断していた研究計画を遂行する。特定した寄生組織・感染時期の住血吸虫エクソソーム・細胞外小胞の分離を確立し、その性状・性質及び包含物の同定を行う。単離した微粒子が住血吸虫由来のエクソソームであることを証明するため、各種解析法にて可視化する。また、住血吸虫エクソソームが宿主自然免疫細胞の動態・機能に及ぼす影響を探る。

Causes of Carryover

研究代表者の産休・育休によりR5年度の研究課題の遂行を中断したため。
研究課題を円滑に遂行するために必要な実験消耗品、共同機器・施設利用料等に使用する。
得られた研究成果を広く発信するため、学会発表の旅費および論文投稿費に充てる。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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