2023 Fiscal Year Research-status Report
マルチオミクス解析による免疫チェックポイント阻害剤低感受性肺癌の効果予測因子同定
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22K07175
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
赤松 弘朗 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (10646582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 信之 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (60298966)
洪 泰浩 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (80426519)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 免疫チェックポイント阻害剤 / EGFR遺伝子変異 |
Outline of Annual Research Achievements |
本体研究である完全切除、病理病期II-IIIA期のEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんに対するプラチナ併用療法+アテゾリズマブ術後補助化学療法の有効性および安全性を探索する多施設共同第II相試験(ADJUST試験、JapicCTI-194849)は解析を終了し、2024年9月の欧州臨床腫瘍学会、11月の日本肺癌学会総会にて結果を報告予定である(抄録投稿済み)。組織検体を用いた附随研究については倫理委員会にて承認を受け、全症例の組織検体を収集完了した。現在当科でDNA/RNAの抽出を完了し解析に進んでいる。DNA解析は終了しており、現在RNA解析も進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
検体の集積、解析開始までは順調に推移している。今後、解析結果と臨床情報の突合を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
DNAを用いた網羅的遺伝子変異解析の結果を元に、Tumor mutation burdenによる効果の違いや奏効・非奏効に関わる因子を同定を検討する。EGFR遺伝子変異陽性例では従来から免疫抑制性シグナルの亢進が言われており、RNAを用いた遺伝子発現解析によって効果予測因子の検討を進める。
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Causes of Carryover |
検体収集が年度をまたいだため、予算の一部を本年に使用する事にした。
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