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2023 Fiscal Year Research-status Report

BRCA関連重複癌患者の全エクソン解析を通じた新規癌発症リスク因子の同定

Research Project

Project/Area Number 22K07233
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

谷岡 真樹  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60573045)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 枝園 忠彦  岡山大学, 大学病院, 教授 (30509451)
中村 圭一郎  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (90359886)
柳井 広之  岡山大学, 大学病院, 教授 (90379735)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords重複がん
Outline of Annual Research Achievements

重複癌発症リスク因子は、発症予防措置を可能とし、また乳癌・卵巣癌・すい臓癌の発症・治療の新規バイオマーカーとなりうる。我々はリンパ腫を2度、乳癌と膵臓癌を重複した1名において、LMO2の生殖細胞変異を唯一の候補として見出した。
バイオバンクジャパンにおいて、びまん性大細胞型リンパ腫と乳癌、膵臓癌、または卵巣癌を重複した103名の患者の中で、これまでに認められたLMO2のバリアントを有する症例が認められるかを検討し、LMO2のバリアントが認められたサンプルに関して全エクソン解析によりその他の遺伝子変異に乏しいこと、相同組み換え異常のレベルを測定する。
BBJより103サンプルを受け取り、理化学研究所へ送付し、LMO2内シングルサイトの遺伝子変異解析を行った。しかし変異のあるサンプルは全くなかった。
また、MRE11、TET2などの変異は各1名に認められたが、これらサンプルでは同時にBRCA2の変異も認められており、ドライバー変異と判定するには不十分である。同様に1名にBRCA1 /とBRCA2の両方に変異が認められたが相乗的な発癌への影響があるか1名のサンプルでは判断しがたい。そこで本研究では神奈川県立がんセンターバイオバンクで保存された乳腺外科、消化器外科(肝胆膵)、婦人科にて乳がんと卵巣がん、あるいは乳がんと膵臓がんと診断を受けた患者の腫瘍組織、生殖細胞DNAの全エクソン解析を追加することを通じて重複がんに特徴的な遺伝子異常を同定する。既にDNAの抽出を終え、現在理化学研究所でシークエンスを行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

順調に計画を進めている

Strategy for Future Research Activity

神奈川県立がんセンターバイオバンクで保存された乳腺外科、消化器外科(肝胆膵)、婦人科にて乳がんと卵巣がん、あるいは乳がんと膵臓がんと診断を受けた患者の腫瘍組織、生殖細胞DNAの全エクソン解析を追加することを通じて重複がんに特徴的な遺伝子異常を同定する。既にDNAの抽出を終え、現在理化学研究所でシークエンスを行っている。

Causes of Carryover

全エクソン解析が2024年度に延期になっている。そのため、2024年度に研究費を全エクソン解析に主に使用する。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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