2022 Fiscal Year Research-status Report
AYA世代難治性軟部肉腫に対する免疫原性細胞死を利用した新規抗がん治療法の開発
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22K07236
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
村瀬 和幸 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90444918)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 淳二 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20244345) [Withdrawn]
高田 弘一 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90398321)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 難治性軟部肉腫 / 標的抗がん治療法 / 免疫原性細胞死 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本では毎年5000人ものAYA世代の若者ががんに罹患している。AYA世代のがん対策は政策提言にもある通り、これからの日本の医療にとって大きな課題である。今回我々はAYA世代で問題となる希少がん、特に治療法の進歩の乏しい軟部肉腫に注目した。軟部肉腫の切除不能例に対する化学療法はDoxorubicin単剤が未だに主流であるが効果に乏しい。進行軟部肉腫の予後改善のため、新規治療法の開発がAYA世代のがん患者救済のためにも必須である。申請者らはこれまでに、Liposomeを利用した新たなDrug delivery system (DDS)を開発(Nat Biotechnol. 2008)。この技術を応用し新たなる標的抗がん療法を開発し特許も申請した(特許第5936002号)。そこで本研究ではこのDDSで制御性T細胞を標的とした新たな手法での免疫原性細胞死による新規抗がん治療法の開発をすることを目標とする。健常人ドナー血液からヒト末梢血単核球を比重遠心法にて分離した単核球を既報に従いsortingしたSortingした各分画のT細胞に標識し導入効率をflow cytometerで定量的に検討。BCL2阻害剤と結合したCD25標識-BCL2阻害剤含有Liposomeを作製。IL-2の濃度勾配をつけ(0, 1, 5, 10, 100, 1000 IU)刺激し、7-AADとanexin VによるApoptosis assayにて選択的な殺細胞効果を評価した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
院内でCOVID19感染者が繰り返しでた為、想定外のCOVID19関連対応時間が延長し、当該実験の進捗が遅れました。
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Strategy for Future Research Activity |
遅れているvitroの確認実験を追加検討します。具体的には試薬を追加して、IL2の条件設定を調整し有意な結果が得られるよう検討します。その後にvivoの検討にすすみます。
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Causes of Carryover |
COVID19の影響で当該実験の進捗が遅れております。当該年度予定分を次年度で使用する計画と致しました。
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