2022 Fiscal Year Research-status Report
疾患レジストリ・バイオバンクを用いたCIDPの遺伝子バイオマーカーの確立
Project/Area Number |
22K07490
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
青墳 佑弥 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (40919479)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤井 摂 千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (10400962)
尾内 善広 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (30360522)
三澤 園子 千葉大学, 医学部附属病院, 准教授 (30375753)
桑原 聡 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70282481)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | CIDP / 疾患レジストリ / 遺伝子バリアント / HLAハプロタイプ |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度においては本研究における症例収集の土台となる疾患レジストリ事業を継続してきた。2022年3月末の時点で13例(自施設13例)の登録数であったCIDPレジストリであるが、2023年3月末の時点で90例(自施設79例、他施設11例)の登録数まで順調に伸ばしてきている。少数ながらゲノム検体収集の協力を得られず臨床情報のみ登録されているケースもあるが、多くの症例では臨床情報とセットでゲノム検体の収集も行えている。これまでは他施設の倫理審査手続きに時間を要した影響もあり、自施設からの登録が主体であったが、2022年11月に他施設からのfirst patient inがあり、2023年3月末までに他施設は3施設が共同研究機関として登録されるに至った。また、さらに4施設に対して共同研究機関として追加するための説明会を行い、倫理審査に向けての手続きを行っている。これらの新たに追加される共同研究機関の中には先だって行ったCIDP全国疫学調査で多くのCIDP患者を診療していると報告のあった施設を複数含んでいるため、2023年下旬頃には200例という当初の登録目標を達成できるものと見込んでいる。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度から2023年度の途中までは登録症例数200例を達成するための期間と設定している。前述のように自施設からの登録数は順調に目標を達成し、一方で他施設からの登録はやや遅れているところではある。しかしながら、2023年5月までにはさらに4施設が共同研究機関として追加を予定しており、概ね2023年度中旬までには200例の達成が見込めると予測している。
|
Strategy for Future Research Activity |
200例の登録、ゲノム検体の収集が完了したところで遺伝子解析へ速やかに進めていく。 疾患レジストリについては200例で終了するものではなく、永続してさらなる臨床情報、ゲノム含めた生体試料収集のため共同研究機関の追加は継続していく。
|
Causes of Carryover |
本研究に関わる学会参加を行わず、レジストリ・バイオバンク運営のための人件費が他の予算の関係で本科研費からの支出が不要となったため。 次年度使用額は今後のゲノム解析のために必要な経費として使用していく予定である。
|
Remarks |
CIDPレジストリに関する概要説明、進捗報告、問い合わせのためのホームページです。
|