2022 Fiscal Year Research-status Report
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22K07534
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
濱田 雅 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40708054)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 末梢神経刺激 / 神経振動 / トゥレット症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では非侵襲的神経刺激が脳内神経振動に干渉できるか検討するため、最も効率的に脳内神経振動が干渉され是正されるプロトコールの探索することを目標の一つにかかげ、計画の一つにすでに報告されている刺激法の検討を含めている。既報告(Morera Maiquez et al., Curr Biol. 2020;30(12):2334-2342.e3.)では末梢神経刺激による脳内神経振動同調がトゥレット症候群の症状改善に結びついたと結論付けているものの、実際に症状改善時に脳内神経振動の同調が起きているのか?また対照刺激では症状改善が認められていないのか?については検討されておらず不明であった。以上からトゥレット症候群患者5名において、さまざまなパラメータを用いて末梢神経刺激を行い脳内神経振動の変化ならびに症状の変化を検討している。結果として10Hzの律動刺激で脳内神経振動が同調される傾向があり、既報告の予想どおりの結果となった。またチック症状は既報告同様、10Hzの律動刺激で軽快している傾向があったが、既報告では検討されていない非律動刺激でも改善が認められていた。一部既報告と合致しない結果が得られたことから、さらに症例を集めて検討を続けるともに、その原因について、他疾患での検討や、他のモダリティでの脳内神経振動の変化について検討し、脳内神経振動を指標とした新しい非侵襲的神経刺激法の開発を目指していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
疾患を対象とした臨床神経生理研究のため患者リクルートが難しい場合があったが、おおむね順調に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
一部既報告と合致しない結果が得られているため、さらに症例を集めて検討を続ける。またさらにその背景を探索するために、脳波応答についてより詳細に検討を進めるほか、他疾患での検討も予定している。
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Causes of Carryover |
設備備品費として購入を予定していたコイルについて、旧来からのコイルが引き続き使用できることが判明し購入する必要性がなくなったため。
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Research Products
(5 results)