2022 Fiscal Year Research-status Report
チック関連強迫性障害におけるendophenotypeの同定
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22K07598
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
村山 桂太郎 九州大学, 大学病院, 助教 (20645981)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中尾 智博 九州大学, 医学研究院, 教授 (50423554)
豊見山 泰史 九州大学, 医学研究院, 助教 (80893817)
栂尾 理 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10452749)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | チック関連強迫性障害 / 強迫性障害 / エンドフェノタイプ / チック |
Outline of Annual Research Achievements |
強迫症(OCD)患者とその近親者において特定の前頭ー線条体回路が運度抑制障害に関連していることがこれまでの研究において示唆されている。しかし、OCDの近親者において運動反応抑制に関連する脳の安静時ネットワークを調査した研究は無い。今回、我々は、OCDの第一度近親者23名と健常対象者52名を対象にストップシグナルタスク(SST)を用いて運動反応抑制を測定し、安静時ファンクションMRIによる機能的ネットワークの群間差を調査した。 親族群では前補足運動野と下頭頂小葉間の機能的結合が有意に低下しており、停止信号の反応時間の長さと関連していた。この結果は罹患していない第一度近親者の運動反応抑制障害に前補足運動野の安静時神経活動に関する新たな知見であり、海外誌に論文として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
チックの既往を同定することが困難な事例が多く、「チック関連」と正確に診断することが困難な事例が多い。また、向精神薬の内服をしていない患者の受診が少なくリクルートが進んでいない。
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Strategy for Future Research Activity |
チックの既往の同定が難しいため、チックと強迫性障害の病態に関連している「感覚現象(sensory phenomena)」を指標とし、強迫性障害の「感覚現象」の有無で対象者を分けて比較検討を行うことを計画している。
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Causes of Carryover |
物品費が計画よりも安価で購入できたため次年度使用額が生じた。次年度においては、学会報告のための旅費として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Functional connectivity between pre-supplementary motor area and inferior parietal lobule associated with impaired motor response inhibition in first-degree relatives of patients with obsessive-compulsive disorder2023
Author(s)
Hirofumi Tomiyama, Keitaro Murayama, Kiyotaka Nemoto, Mayumi Tomita, Kenta Kato 1 , Akira Matsuo, Aikana Ohno, Mingi Kang , Osamu Togao , Kousei Ishigami , Tomohiro Nakao
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Journal Title
Cerebral Cortex
Volume: 9
Pages: -
DOI
Peer Reviewed