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2022 Fiscal Year Research-status Report

四肢の動静脈奇形に対する4D画像を用いた血流解析による治療効果判定法の確立

Research Project

Project/Area Number 22K07651
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

北川 晃  愛知医科大学, 医学部, 講師 (30465538)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 耕次郎  愛知医科大学, 医学部, 教授 (60378148)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Keywords動静脈奇形 / 4D-CTA
Outline of Annual Research Achievements

本年度は、研究実施計画通り、まず四肢に動静脈奇形(Arteriovenous malformation: 以下AVM)を有する研究対象患者に対して、治療前に外来にて4次元ダイナミック造影CT angiography(4D-CTA)を施行した。AVMの流出静脈に関心領域(Region of Interest:以下ROI)を設定して治療前後で減少率を比較する計画であり、実際複数の患者においてROIを設定し評価しやすい部位があるかどうかを、予備的に評価し検討した。また、実際のAVMの治療時に、治療前後で同一部の流入動脈内に留置したカテーテルから造影して、4次元ダイナミック血管撮影を行い、その画像を血流表示アプリケーションを用いてカラーマッピング化し、流出静脈にROIを設定して、同部の造影剤が最大濃度に達する時間を塞栓前後で比較した。
上記を行うことで、今後多数の症例の解析を円滑に行うことができるかどうか、検討できたことに意義があると思われる。
また上記は、本研究の根幹をなす基礎データとなるため重要である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

治療対象となりうる有症状のAVM患者が想定よりも数が少なく、未だ大規模な解析には至れていない。
また、当初の研究実施計画では、治療前後に4次元ダイナミック造影MR angiography(4D-MRA)も行い解析を行う予定であったが、撮像時間がかかり過ぎることと、MRAでは治療前後で良い比較対象となりうるROIを設定できる流出静脈が同定しづらいことが判明しため、今後MRAを予定通り評価項目として解析を進めてゆくかどうか、修正を迫られており、その点においても遅れが生じていると言わざるを得ない。

Strategy for Future Research Activity

治療対象となりうる患者が現状は想定よりも数が少ないことが課題であるが、治療する必要がないにも関わらず研究のため不必要に治療に介入することは、不必要な合併症を引き起こしかねず、また、倫理的にも許容されないと考えられる。本疾患は稀であり、容易に他科や他院から症例を集めることはできないため、治療の適応については各患者と十分な説明や同意を得てから、慎重に見極めて行きたい。
4D-MRAを用いた検討は前述のごとく修正する必要が生じており、場合によっては今後、4D-CTAおよび4次元ダイナミック血管撮影を主として解析を行う可能性がある。

Causes of Carryover

購入した画像解析用のワークステーションが想定よりも安価で済み、また、現状ではデータが十分に蓄積されていないことを踏まえて、データ解析用ソフトウェアの購入を今年度は見送ったため、次年度使用額を生じた。

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Published: 2023-12-25  

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