2023 Fiscal Year Research-status Report
Magnetic resonance elastgraphy of abdominal aortic aneurysm
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22K07718
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岡田 卓也 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (80514786)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 雅人 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (10457096)
佐々木 康二 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10815989)
河野 淳 神戸大学, 医学研究科, 特命准教授 (20574388)
橋村 宏美 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (20938518)
中井 秀和 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (40837671)
山中 勝弘 神戸大学, 医学研究科, 講師 (70729384)
元津 倫幸 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (70836379)
杉本 幸司 神戸大学, 医学部附属病院, 客員教授 (90314476)
祖父江 慶太郎 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (90622027)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 大動脈瘤 / エラストグラフィ / MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、(1)MRエラストグラフィを用いて大動脈瘤の「硬さ」を評価できるのか、(2)EVAR後の瘤の「硬さ」の評価は瘤再増大およびエンドリーク治療の有効性の予測因子になり得るか、の2点を課題として設定している。 上記の課題を解決するために、実際の研究目的としては(1)MRエラストグラフィを用いた大動脈瘤の「硬さ」の評価法を確立すること、(2)EVAR後の瘤の「硬さ」が瘤再増大およびエンドリーク治療の有効性の予測因子になり得るか検討すること、の2点を挙げているが、現時点で(1)の評価法の確立に難渋している。 本年度も、昨年度の引き続きファントム(大動脈瘤3Dモデル)を用いた実験を行った。昨年度の研究結果から血管ファントムの壁をwaveが通過せずに、空洞である瘤ファントムの評価が難しいと判断した。そこで、壁の薄い血管ファントムを作成すると共に、ファントムを分割し、空洞ではない状態としMRIエラストグラフィのパラメータ(Driver FrequencyやMEG Frequency)を調整して撮像を行った。 しかし、結果として、現時点では満足のいく画像が撮像できていない。当初は瘤腔の存在が問題と考えていたが、ファントムを分割しても解決せず、ファントムの材質がシリコンであることが大きな原因と考えている。代替の材質を検索しているが、血管3Dモデルを作成できる材質には限りがあるため、相応しい材質を見つけ切れていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ファントム実験におけるMRエラストグラフィを用いた大動脈瘤の「硬さ」の評価法が未だ確立できておらず、研究が進んでいない状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
ファントムの材質がシリコンである限り、waveが通過しにくい可能性を考えている。 材質の変更を検討すると共に、健常成人ボランティアでの人体でのエラストグラフィも並行して行うことで、大動脈瘤のエラストグラフィの方法を確立する。 本年度中にエラストグラフィの適切な方法を見つけ、最終年度にその確立(研究目的1)を目指す。2つめの研究目的である、EVAR後の瘤の「硬さ」が瘤再増大およびエンドリーク治療の有効性の予測因子になり得るか、の検討については本研究期間での達成は困難と考えている。
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Causes of Carryover |
ファントム実験が停滞しており、最低限の旅費と材料費以外に支出を必要としなかった。 次年度使用額分については、当初今年度に使用予定であった、別素材でのファントム作成や学会等での情報収集等に使用する。
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