2022 Fiscal Year Research-status Report
Electrophysiological characterisation of breast cancer by minimally invasive MR conductivity mapping.
Project/Area Number |
22K07738
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
前川 由依 東北大学, 大学病院, 医員 (60644698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 優 東北大学, 大学病院, 講師 (70634541)
森 菜緒子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (90535064)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 乳癌 / MRI / 電気伝導率 |
Outline of Annual Research Achievements |
乳房MRIは,ハイリスク患者のスクリーニング,乳癌患者の術前術後の経過観察で複数回行う.ガドリニウム製剤の体内残存によるリスクは考慮するべきで,造影剤を必要としない非侵襲的な撮像法の開発が求められている.造影剤を必要としない非侵襲的な撮像法として,MREPTによる非造影乳房MRI撮像・評価法を確立するために,MREPT撮像法の検証,乳癌新鮮摘出標本の標本レベル,細胞レベルのconductivity測定とMREPT測定値対比による電気生理学的背景の検証,臨床例におけるMREPTによる良悪性鑑別,悪性度評価,化学療法効果判定における有効性評価の検証を行うことである.現在MREPTによるconductivity測定の臨床応用の報告は脳腫瘍,乳腺ともにわずかである.我々は複数の撮像法の位相画像と解析手法を用いて測定精度の基礎的な検証を行う予定である.特に摘出標本を使った標本,細胞レベルの測定精度評価,電気生理学的背景の検証は我々の独創である.乳癌においては細胞膜の受容体タンパク発現の評価は重要である.細胞レベルのconductivityをMREPTが反映できていることが実証できれば,細胞膜の受容体タンパク発現の可視化を非造影MRI検査により評価できるようになる可能性があり,乳癌患者の治療,診断,予後予測における波及効果は大きい.乳腺診療においてMRIはスクリーニングから癌の悪性度診断,化学療法効果判定まで広く用いられており,非造影画像MREPTに着目した本研究は我々の独創で学術的重要性が高い.位相画像は他臓器でも撮像可能な短時間(5-7分程度),非造影の手法であり,MREPTは他臓器の癌の評価にも応用可能である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
乳癌新鮮摘出標本の標本,細胞レベルのconductivity測定とMREPT対比による電気生理学的背景の検証の部分が,標本評価の同意が取れず遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
MREPT至適撮像法の検証と臨床例におけるMREPTの良悪性鑑別,悪性度評価,化学療法効果判定における有効性検証のみを行う予定.
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Causes of Carryover |
乳癌新鮮摘出標本の標本,細胞レベルのconductivity測定とMREPT対比による電気生理学的背景の検証が行えていないため.
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