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2022 Fiscal Year Research-status Report

不顕性誤嚥の検出における唾液腺シンチグラフィーの応用

Research Project

Project/Area Number 22K07765
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

平澤 裕美  群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (10451717)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 対馬 義人  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20375546)
樋口 徹也  群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (60323367)
高橋 綾子  群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (60375558)
勝又 奈津美  群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (50588811)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Keywords誤嚥 / 唾液腺シンチ / 咳テスト
Outline of Annual Research Achievements

画像診断部門に属する核医学を専門とする医師やCTを専門とする医師と実際の研究の実施について検討を行った。この研究の一番の重要なところは現在行われている誤嚥の有無を確認する検査と異なり、夜間睡眠中の不顕性誤嚥を検出できるのではないかというところである。通常の診療で行う唾液腺シンチの後に研究としての胸部の撮影を行うのだが、その確認のためには一晩睡眠をとってからの撮像が必要である。しかし薬剤の半減期も考慮するとあまり長い時間空けてしまうと検出能が落ちてします。そのため、どのような撮影スケジュールが最適か検討した。研究対象者は1日多く研究のために来院が必要となるため、実施が可能であるかについても検討を行った。また、現在誤嚥の有無を判断している簡便な方法である「咳テスト」と比較を行うため「咳テスト」について論文なども確認をした。
研究自体は放射線診断核医学科が中心となって行うが、患者のリクルートには他診療科の協力が必要である。唾液腺シンチグラフィー検査の依頼を行う診療科(耳鼻科やリュマチ内科等)への協力の依頼など研究体制を整えてきた。
また、第1段階の研究の対象者は保険診療にて唾液腺シンチを撮影する誤嚥性肺炎の既往がない患者である。どれくらいの期間で10例の患者のリクルートが可能であるかについても検討を行った。
その検討結果から研究計画書、説明文書等の倫理委員会に提出する文書を作成した。滞りなく進めるために臨床研究の審議を行う臨床試験部に相談をしながら資料の作成を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウィルス感染拡大や医師の働き方改革による勤務時間の短縮等の様々な病院事情により病院診療の時間が想定外に多くなったため研究のエフォートがこの1年は減少してしまった。
また、研究遂行のための研究協力者との検討に時間がかかり、実施までに時間を要してしまったため、やや遅れを生じている。

Strategy for Future Research Activity

現在半年ほど予定が遅れているため、完成した研究計画書を早急に倫理委員会に提出し、審議を受ける。
第1段階目の研究については今年度いっぱいで終了を目標とする。また、平行して第2段階目の研究計画書の作成を行うが、第1段階目の研究の結果により方針が変わる可能性もあり、変更する可能性も考考慮し研究計画書を作成する。
1)第1段階目の研究で考えられていた通りであった場合:誤嚥性肺炎をきたしたことがない人は不顕性誤嚥が生じていない。→この場合は予定通りの第2段階目の研究を行う。
2)第1段階目の研究で予想外の結果となった場合:誤嚥性肺炎を起こしたことがないのにもかかわらず、不顕性誤嚥が生じている。→この場合不顕性誤嚥を含む誤嚥の有無が誤嚥性肺炎の原因ではなく、誤嚥性肺炎の原因が複数あることが考えられるため、第2段階目の研究にて誤嚥の有無だけではなく、口腔内の状況や生活歴、既往歴などの情報も併せて得る研究計画書とする。そのため、誤嚥性肺炎の治療に携わることが多い診療科(脳外科や神経内科等)の医師や老人介護施設等に勤務するスタッフの意見なども求め、第2段階の研究にて収集する情報について検討する。

Causes of Carryover

研究計画を作成等の準備に時間がかかり、実際の研究を開始することができなかったためである。今年度は実施が可能であり第1段階の研究を予定通りに進めることができきると考えており、薬剤や研究対象への謝礼をして助成金を使用する予定である。
第1段階目の研究が終了すれば学会発表も行う予定である。

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Published: 2023-12-25  

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