2022 Fiscal Year Research-status Report
虚血性心疾患に対する半定量的心筋血流SPECTでの心筋血流予備能の予測法の開発
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22K07781
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
福嶋 善光 日本医科大学, 医学部, 准教授 (80516104)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五十嵐 勉 日本医科大学, 医学部, 准教授 (10421190)
淀川 顕司 日本医科大学, 医学部, 講師 (70386241)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 心筋虚血の病勢評価能向上 / 心筋虚血の予後層別化能向上 / 心疾患の重症化予防 / 心疾患患者のQOL向上 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の福嶋善光は、平成9年に日本医科大学を卒業し、日本医科大学放射線医学教室にて臨床および研究を開始した。平成12年より日本医科大学大学院臨床放射線医学にて非ST上昇型急性心筋梗塞に対するTl/BMIPP2核種同時心筋SPECTの病変検出能に関する研究(論文4)を行った。平成20年より日本医科大学放射線医学助教、平成29年より日本医科大学放射線医学講師、日本医科大学健診医療センターセンター長として数多くの研究を行った。現在、日本核医学会評議員、呼吸器核医学研究会(日本核医学会分科会)評議員、日本核医学会専門医・教育委員会委員として、日本における放射線診断学、核医学の臨床研究を牽引している。
研究代表者の福嶋善光は大きく4つのプロジェクトを行ってきた。①心疾患に対するSPECTによる重症度評価、予後層別化②心疾患に対するSPECT/CTA融合画像の診断能、予後層別化能③その他の循環器疾患に対するSPECT/CTによる重症度評価、半定量的評価④心疾患に対するPET/CTによる重症度評価、予後層別化に関する研究、を行ってきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ソフト作成企業の選定と契約に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
選定した企業により、半導体SPECT装置を用いて撮像された心筋血流SPECTにおけるスタティック画像から半自動的にMBR-IRを算出可能なソフトウェアを開発する。 その後、虚血性心疾患例において心筋血流SPECTでのMBR-IRからMFRを予測する公式を導き出し、臨床例を経過観察することでその手法の妥当性を検討する。
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Causes of Carryover |
ソフトウェア作成企業と契約交渉中であり、支払い実績が生じていない。契約後、ソフトウェア開発し、研究遂行する。
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