2023 Fiscal Year Research-status Report
術中重粒子線療法の開発―重粒子線単回照射の実臨床に向けて―
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22K07791
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
金子 崇 山形大学, 医学部, 助教 (90764150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根本 建二 山形大学, 医学部, 理事 (10208291)
佐藤 啓 山形大学, 医学部, 准教授 (20793532)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 術中重粒子線療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、共同研究者による先行予備研究「基盤C 術中重粒子線療法の開発―重粒子線単回照射の適応拡大を目指して― (2018-2020年度)」において、手術室から重粒子線治療棟までの導線の確保、スペーサー挿入から短時間でのCT撮影、短時間での治療計画の実施など、術中重粒子線療法の実施に関する前提条件は満たされることが判明した。本研究では実臨床として世界初となる術中重粒子線療法を実施し、安全性と有効性を検証することを目的としている。2024年6月に同様の構想をもつ兵庫県立粒子線医療センターへ施設見学、医師らと意見交換を実施した。計画CT室への動線、撮影体位の再現性、重粒子線治療計画においての想定以上での計画作成時間、などの課題について学外からの専門家の意見をいただいた。今後も定期的に意見交換を実施していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
予定通りに水平照射室に加えて、回転ガントリー照射室もすでに稼働し、保険適応拡大の影響もあり、想定以上の通常の重粒子線治療症例の集患が得られているが、新たに浮彫となった問題点、また通常の外照射での重粒子線治療とのすみ分けなどについて再度の検証が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年6月に実施した学外研究者との意見交換を定期的に開催し、計画を進めるにあたっての問題点を抽出、解決策を検討する。
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Causes of Carryover |
治療計画に再検討を要し、支出予定額にも変更を要したため。
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