2023 Fiscal Year Research-status Report
膵島に発現するグルココルチコイド誘導分子のインスリン分泌に果たす役割の解明
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22K07827
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
福原 大介 杏林大学, 医学部, 講師 (10547805)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | GLCCI1 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はGlcci1の膵島での機能、特に微小管における働きに焦点を当て、インスリン分泌機構にどのように関わるかを明らかにすることである。 マウス膵臓組織およびマウス培養ベータ細胞において、グルココルチコイド誘導分子であるGlcci1の転写産物の発現がRT-PCR法により確認された。さらに同サン プルを用い、Glcci1がタンパクレベルにおいても発現していることがウエスタンブロッティング法で確認された。また、マウス培養ベータ細胞へのグルココルチコイド投与によるGlcci1の転写産物の動態をreal-time PCR法で検証したが、一定の傾向は見出せなかった。 マウス膵において免疫組織科学染色によりGlcci1の局在確認したところ、膵島に特異的に発現していることが判明した。そこで、膵ベータ細胞に着目し、Glcci1のインスリン分泌に関わる役割を検討すべく、培養細胞を用いGlcci1のノックアウトを作製した。現在そのノックアウト細胞株を用い解析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね予定通りである。
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Strategy for Future Research Activity |
インスリン分泌機構に焦点をあて研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
既存の試薬、細胞や動物も用いたため
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