2023 Fiscal Year Research-status Report
KRAS遺伝子変異導入モデルを用いたゴーハム病発症機序解明と新規治療薬の探索
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22K07839
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
野澤 明史 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (20772106)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | リンパ管疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
KRAS(Q61R)cDNAをプラスミドに挿入した。その後、そのプラスミドを、Nucleofectorを用いて、ヒト破骨細胞やヒトリンパ管内皮細胞に遺伝子導入して、KRAS Q61R変異を発現させた破骨細胞やリンパ管内皮細胞を作成した。これらの細胞において、MTT assayによる細胞増殖能、Real-time PCRやウエスタンブロットによるRAS/MAPK経路に関係する遺伝子発現や蛋白発現(RAS, MEK, ERKなど)、Pit formation assayによる骨吸収能、RAS/MAPK経路を標的とした阻害剤による効果などを測定し、細胞生物学的、分子生物学的に解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
KRAS(Q61R)cDNAをプラスミドに挿入した。その後、そのプラスミドを、Nucleofectorを用いて、ヒト破骨細胞やヒトリンパ管内皮細胞に遺伝子導入して、KRAS Q61R変異を発現させた破骨細胞やリンパ管内皮細胞を作成した。これらの細胞において、MTT assayによる細胞増殖能、Real-time PCRやウエスタンブロットによるRAS/MAPK経路に関係する遺伝子発現や蛋白発現(RAS, MEK, ERKなど)、Pit formation assayによる骨吸収能、RAS/MAPK経路を標的とした阻害剤による効果などを測定し、細胞生物学的、分子生物学的に解析したため。
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Strategy for Future Research Activity |
ゴーハム病で見られる溶骨やリンパ管増殖に関わっていると考えられる、破骨細胞もしくはリンパ管内皮細胞にKRAS遺伝子変異(Q61R)を発現させたトランスジェニックマウスを作製することにより、ゴーハム病の病態解明を行うとともに、新規治療薬の開発に繋げる。
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Causes of Carryover |
次年度で使用するため。
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