2022 Fiscal Year Research-status Report
酸化ストレスに着目した溶血性尿毒症症候群モデルマウスの腎障害進展機序解明
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22K07872
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
久米 庸平 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (20835988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
郷 勇人 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30443857)
前田 亮 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (60792025)
陶山 和秀 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (90423798)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 溶血性尿毒症症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
LPS/Stx2をマウスに投与し、6時間後、72時間後の腎臓を採取し、mRNAを抽出した。そのmRNAを用いてmircoarrayを行い、コントロールマウスと比較し、酸化ストレスに関連する遺伝子に変化があるかどうかを確認した。主にLPSの影響が強い6時間後にはHmox1 (Fold change 29.06), Maff (Fold change 3.98), Nfkb1 (Fold change 3.09)、主にStxの影響の強い72時間後にはMaff (Fold change 22.99), Cyp4a14 (Fold change 10.95), Junb (Fold change 6.08)の変化を認めた。これら変化のあった遺伝子についてPCRにてvalidationで確認をしている。また抗酸化作用を持つスルフォラファンを用いて生存曲線やマウスの生理学的所見が変化するかどうか確認するため、スルフォラファンの至適濃度について検討を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ診療による影響
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Strategy for Future Research Activity |
抗酸化作用を持つ薬剤を使用し、生理学的所見の変化や腎組織所見の改善ががあるかどうか確認を行う予定。
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Causes of Carryover |
もともとあった試薬と検体を使用し実験をしたこと、計画通りに実験が進行しなかったことが影響。
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