2022 Fiscal Year Research-status Report
Understanding endoscopic morphology during immune reconstitution using single cell analysis of small intestinal disease
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22K07994
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
細江 直樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90317131)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筋野 智久 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40464862)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 小腸疾患 / シングルセル解析 / 小腸移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
アプローチが困難なため暗黒大陸と言われてきた小腸はバルーン小腸内視鏡とカプセル内視鏡の開発により少しずつではあるがアプローチが可能となってきた。多彩なアプローチにより形態学的に所見を認める疾患(例えば小腸腫瘍等)に関しては分類と治療が確立しつつある。しかし、未だに形態学では判別が困難である栄養吸収不全や、原因が明らかでない小腸疾患が数多く存在する。この治療法の確立していない小腸疾患に対し1細胞レベルでの遺伝子発現解析により特徴的な細胞集団の抽出に加え、時空間的な解析手法を取り入れることで4次元構造を解析することを内視鏡的な形態学的特徴と統合する研究を計画した。実際に ① 脳死小腸移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 ② 骨髄移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 を計画した。 ①、②ともに3例をエントリーし検体を収集した。①については経時的に検体を採取し、1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
① 脳死小腸移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 ② 骨髄移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 を計画した。 ①、②ともに3例をエントリーし検体を収集した。症例収集が計画よりもやや遅れているため、進捗がやや遅れる結果となった。
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Strategy for Future Research Activity |
① 脳死小腸移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析 ② 骨髄移植患者における移植後腸管の1細胞レベル時空間解析、発現遺伝子解析
①については、小腸移植患者という特殊な病態のため、エントリーを促進する方策はないが、②に関しては、血液内科とも協力し、過去の骨髄移植患者も含め患者を組み入れることとし、研究を推進する。
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Causes of Carryover |
患者エントリーが予定よりも少なく解析費用が計画よりも少額となった。この費用は次年度に繰り越し、予定通りの解析を行う。
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