2024 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of left atrial function for individualized managements of heart failure with preserved ejection fraction
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22K08118
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| Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
泉 知里 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部門長 (70768100)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 佳明 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (80628074)
天野 雅史 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (10826134)
森内 健史 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (50872941)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 左房機能 / 駆出率の保たれた心不全 / 心エコー / MRI / 利尿ペプチド |
| Outline of Annual Research Achievements |
高齢者の増加に伴い、心不全患者、とくに左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)が増加しているが、病態の多様性のため、有効な治療法は未だ確立されていない。 近年、HFpEFの病態において左房機能が注目されているが、評価方法は確立されていない。HFpEFにおいて左房機能を評価しHFpEF患者を層別化すること、さらに心エコー図スペックルトラッキン法による左房機能評価に関する現在の問題点を洗い出し、左房機能評価の確立・普及を目指すことを目的とする。さらに、心臓MRIにより、左房機能、左房壁の組織正常評価の可能性についても検討する。 2024年は、2023年に引き続き、後向き登録に関して、HFpEF患者を対象に、Stiff LAの評価法や、心エコー図指標と予後との関係を評価し、ヨーロッパ心臓病学会、韓国心エコー図学会で発表した。また前向き登録を進め、目標の30例の登録を行った。そのうち、運動負荷心エコー図を施行した22例中15例(68%)において左房ストレインの低下を認め、そのうち12例では左房機能予備能を認めなかった。また6例(27%))においては左室のストレイン低下を認めないにも関わらず、左房ストレイン低下を伴う症例が確認され、左房機能不全が病態の中心となるタイプのHFpEF症例も確認できた。これらの症例の予後調査と、バイオマーカー、心臓MRIデータも含めて、今後解析予定である。 HFpEFに対する薬物治療において、SGLT2阻害薬の有効性が示されているが、サクビトリルバルサルタン(ARNI)はBNPよりもむしろANPに基質特異性が高く、左房機能低下が主病態である症例においては、よりARNIが有効である可能性がある。 左房機能の観点からHFpEF患者の心不全治療薬に対する反応性や予後を見直すことにより、HFpEFの個別化治療へとつながり、患者の予後改善・医療経済の負担軽減が期待できる。
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